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うまんちゅの惑星

50代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

電子レンジ

今から三年前の2015年4月29日、
東京のヤマダ電機でパナソニックのビストロ(NE-BS1100-RK)という電子レンジを衝動的に購入した。

当時、週1で家電売場を定点観測のつもりで巡っていたけれど、
調理家電の売り場に入ると、パナソニック最上機種のビストロがモデル末期という事で、定価140800円だった価格が79700円の表示だった。
とりあえず、近くにいた店員の若い兄ちゃんを捕まえて、表示価格からの更なる値引き次第では本日買ってもいいよと伝えたところ、“上司と相談してみます”と言って5,6分くらい待たされた。

その結果、9700円の値引きで70000円(税別)、税込みで75600円でOKとの事だった。
車上生活の身だったので迷いもしたけれど、
いや、なにかに取り憑かれていたせいかも知れないけれど、勢いでそのレンジを購入した。
ただ、箱自体デカすぎて重かったので、そのまま車に乗せてしまうと寝るスペースすら確保出来ないので、
購入後、二ヶ月余りは家電量販店に取り置きしてもらい、その後、沖縄帰省のタイミングをみて商品を引き取った。



ビストロ 箱


買いはしたものの
三年余り、箱を開封せずに家の片隅に放置していた。


ビストロ 開封

開けるのも何だかめんどくさかったのだが
本日、ようやく箱から電子レンジを取り出した。

ビストロ 設置


とりあえず、設置も完了。
これからは色々とレンジレシピを参考にしながら、多少なりとも食生活が豊かになれれば良いかなと思うけど・・・





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iPhone8

iPhone8


2月中旬に
auからSoftBankへ乗り換え(MNP)転入した。
機種もiPhone6SからiPhone8へ変更して今日で3週間が経過。
最初はホームボタンの使用感に違和感があったけれど、徐々に慣れてきた。
それよりも、iPhone8の電池の持ち具合は意外と良いね。
iPhone6Sに比べると、感覚的に2〜3割り増しくらい良くなっている気がする。

2年前にSoftBankからauに移動して2年縛りの解禁期間だったので、
正月明けから色々と検討してきた。
当初は端末がSIMフリー対応機種だったので、ワイモバイルかUQモバイルのSIMフリー契約にしようと思っていた。
又、携帯とは別にインターネット環境をWi-Fi端末機かSoftBankAirのような固定用、もしくは光回線の同時導入も検討して、二つの形態で通信料金が7000〜8000円前後に出来ないかなぁと考えてもいた。

ただ、店舗に足を運んで条件等を聞いていると、
6ギガ前後のデータ定額料金が4000〜5000円前後で、これまで使用してきたauでの支払い料金から2000円前後しか安くならない。
あまり魅力的なプランに感じなかったので、家電量販店や各携帯ショップに足を運びながら定点観測と情報収集をしてきた。

そして、契約更新期間が残り2週間に迫った頃、
近場のヤマダ電機で交渉してみたら64800円のキャッシュバックが可能とのことで、すぐに契約手続きをした。

おおまかな契約内容は
データ定額20ギガパック。
iPhone8(64GB シルバー)の端末料金が94320円。
そこからキャッシュバックの64800円を使用して、端末料金が29520円。
その29520円を分割支払いで1230円にしてもらい、iPhone6S(64GB ゴールド)の下取り額17280円を通信料金から差し引くかたちで毎月の支払いは1年目は5400円。
2年目は5940円で抑えることが出来た。

さらに、外出先でノートパソコンを使用する場合もテザリングで使用出来るので、
本当にいい条件で乗り換えが出来たと思う。


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スター・ウォーズ 最後のジェダイ

原題:Star Wars:The Last Jedi
公開:2017年12月15日
製作国・年:アメリカ映画・2017年
配給:ウォルト・ディズニー
上映時間:2時32分/CS/4K D
鑑賞日:2018/1/1  シネマイクスピアリ(S4)

監督:ライアン・ジョンソン
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボヤーガ、オスカー・アイザック、アダム・ドライバー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ルピタ・ニョンゴ、、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、グウェンドリン・クリスティー、ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ、ヨーナス・スオタモ、ジミー・ビー

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年末のクリスマスを過ぎた頃から風邪の症状で体調が悪かったけれども
元旦に「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」を鑑賞する為に劇場に向かった。
劇場で映画鑑賞をするのは2016年10月に見た「ハドソン川の奇跡」以来1年に2ヶ月ぶり。

1月1日の映画観賞は意外とお勧めだと思う。
この日のイクスピアリの館内も空いていた。
正月三が日で映画を鑑賞するなら比較的空いている1月1日が断然良い。
映画の日で料金は安いし、2日、3日に比べると観客が少ないのが断然いい。


「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に続くジェダイの再生を描く新三部作の第2章で、シリーズ最新8作目「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は、伝説のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを中心に、帝国軍の残党で作られた悪の組織“ファースト・オーダー”と帝国軍を壊滅に導いたレイア(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンス達との物語が描かれる。

もう、銀河には平和が戻らなくてもいいや‥‥
というのが観賞しての感想です (-.-;)y-~~~

なんだか、もう艦隊のバトルシーンなどのビジュアルSFXにも特段の驚きも感じられなくなってきた。
ほとんどのキャラクターが前作に引き続き登場しているなか、だからこそ、物語に引き込まれる設定が欲しいのに、プロット部分の表層をなぞるばかりで、様々な難題はあるにしても世代交代はやむなしとばかりにスター・ウォーズワールドがとんでもない方向に行きそうな設定と展開には心を揺さぶられたり感情移入さえできない映画になっていた。

これまで映画の中で使われてきた“フォース”に関する知識も“えっ?”と感じる場面が多かった。
おいおい、フォースの解釈がここまで変わっていいの?って感じ。
敵の設定も割り切れない。
“スノーク”とかいうシディアスもどきの悪の指導者の存在背景と、何故、帝国軍の残党で作られた“ファースト・オーダー”という悪の組織がこんなに勢力を拡大しているのか?
カイロ・レンとの関係も詳しい背景などが解らないうちにスノークはあっけなく死んでいく。

「スター・ウォーズ フォースの覚醒」から始まったディズニー製作による新三部作の第二章。
新しい時代の“スターウォーズ”として、ジョージ・ルーカスが外れる形で製作が再開されて、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は過去のルーカス作品を超える空前の大ヒットになったのだが、この第二章は「中国」での興行成績を意識して、アジア系の新キャラクターのローズという女性(ケリー・マリー・トラン)の配役を設定しているんだなと思うのだが、観客を物語の世界に引き込む魅力や説得力がない。

本音で言えば「スター・ウォーズ」サーガを観てきて、このシリーズは心を揺さぶられる映画だとは思わない。
最初に公開されたエピソード4「スター・ウォーズ」とエピソード5「帝国の逆襲」が点数を付けるとしたら80点レベルで、後の作品はお祭りに参加している感覚で観賞してきたに過ぎない。
だからこそ、ルーカスが作り上げてきたこれまでの「スター・ウォーズ」の思想と世界観の設定を無視しているのには腹が立つ。

因みにディズニーが目論んだ中国での興行成績は惨敗らしい。
ディズニーよ、浅ましいぞと本当に思う。
そういや、20世紀フォックスの買収もほぼ決定のディズニーさんよ、いずれ帝国は滅びるぞと念(“フォース”)をかけておくことにした。





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■ キーワード
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「ルーク、まだ地平線を眺めているのかい? ジェダイの本などどうせ大して面白くもないじゃろ…そんなもんは燃やしてしまえ」


「私は最後のジェダイではない。私には一つだけ解っている真実がある。それは“ジェダイは滅びる時がきた”ということだ。」


「失敗こそ最も偉大な先生だ」


「あなたがカイロを見捨てたんじゃない。カイロがあなたを見捨てたのよ。私はそうはしないわ。」





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■ 映画の採点  ★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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2018年

二、三年くらい前に、寝起きに“2018”という数字だけ印象に残る夢を見た。
その時、“2018年”という年は希望の持てる転換期の1年になるかもしれないと直感的に感じた。
そして、年が明けて2018年になった。

年末年始を含む約二週間、僕は美味しいものも食べられず、しかも酒抜きで風邪の症状と闘っていた。
昨年末の27日頃から咽に風邪の初期症状が出始めて、市販の薬を飲み始めて何とか凌げるのかなぁと思っていたけれどダメだった。
大晦日から正月三ヶ日に症状が悪くなってきた。
正月3日目、今がピークと思ったらさらに症状が悪くなってきた。
車上生活しているから治りにくいのもしょうがない。
とりあえず病院には行かずに市販の薬を買い直して、一日一食の少なめの食事と、厚手の服を五枚重ね着して、さらに防寒用の作業着を被り毛布2枚が入った寝袋の中に潜り込んだ。
せきとタンの症状がきつくて、二、三日はほとんど眠れずに、数十分おきに身体を起こしては手元に用意したゴミ袋に唾とタンの処理に要していた。

中学生の頃以来、約30年以上予防接種を受けていないので、ひょっとしたらインフルエンザかどうかも判らないけれど、気力で治すしかない。

2018年。
希望の持てる転換期の1年になるかもしれないと直感的に感じた“2018年”は絶不調の状態から幕が開けた。

本日9日あたりからようやくピークは過ぎて治りのめどが見えてきた。
現在の回復割合は約4割っていう体感かな・・・
来週あたりには酒と寿司と丸一のトンカツが食える状態まで快復していたいなぁと思うが・・・



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白馬コルチナ

2時に起床した。
違った、「2時に目が覚めた」という表現が正しいかな…
車上生活者のホームレスの身分としては、言葉の表現にも注意が必要だ。

外気温は6℃。

2:15 スキー場に向けて都内を出発。

今シーズン二度目のスキーは定番の白馬コルチナで。

高速代節約の為、八王子までは一般道で走行。

3:40 八王子 I.Cから中央道を利用。
(八王子〜勝沼 1310円)
いったん勝沼 I.Cで国道に下りて、
4:50 甲府昭和 I.Cから再度中央道を利用。

5:30 原 PAで休憩。
出発点からの走行距離は189km。
外気温は−6℃。


6:10 安曇野 I.Cで下りて県道57号と市道306号を利用して国道148号へ。
白馬街道から小谷村までの路面は乾いていたけれど、スキー場への入口から勾配が続く山道にはうっすらと圧雪状態の路面が続いていた。


コルチナ入口

7:45 白馬コルチナスキー場到着。(走行距離は307.3km)

コルチナ正面

除雪車が周辺を作業中の駐車場は早い時間なので空いていたけれど、
車外気温は−5℃、天気は微かな雪がちらついていて薄いガス状の空気に覆われている。

車内でささっとスキーウェアに着替えてゲレンデに向かった。


天気は薄曇り

スキー場の残雪は山頂が360㎝、ゲレンデ前ベース地点が240㎝。


チケット売り場で日帰り利用のリフトパック券(1000円分のランチ補助券、温泉入浴券付き。通常価格 大人6000円が4300円)を購入した。

ICカード

2014年までは3500円で購入できたリフトパック券だが、昨シーズンは500円値上げされて4000円になり、
今シーズンは昨年よりも更に300円も値上げされて4300円になっていた。
そして、リフト券はICチップ内蔵のカード式になっている。

ICゲート
□ ICゲート


8:35 滑走開始

ところで、これまで使用していたスキー板が自分の適正サイズよりも大きめだったからなのか、使用していても違和感があって、足下のコントロールが覚束なかった。
それで昨年のGWに神田で新しいのを購入しておいた新しいスキー板を今回初めて使用した。
題して板卸しと呼んでもいいのかな?

スキー板 初使用


しかし、購入店にブーツを持ち込んで事前に調整しておいたブーツとビンディングがなかなかうまく装着できない…
やべぇ…どうしょう…
前の板も車に乗せてはいるけど、取り替えに戻るのもめんどくさいし、若干焦ったけど、前屈みになりながらも自分の手を使って何とか装着することが出来た。
あとは滑走中に外れないことを願うばかりの気持ちだった。


コルチナ薄曇り

天気は薄曇り2


11時頃からガス状の雲が徐々に消えてきて、青色の空が視界に拡がりはじめた。

晴れてきた

池の田ゲレンデ

池の田ゲレンデ2

池の田ゲレンデ3


11:15 混まないうちにと考えて早めのランチタイムはホテル二階にあるレストランアルプスへ。

ここ数年、利用するたびにメニューもまんねりしていて、他の店舗を利用しょうかなぁと悩んだけれど、
結局は保守的な性格だし、広い店内の窓際から見える眺めが気持ちいいので仕方なく店内に入った。
しかし、今回は新メニューが数点用意されていた。

稗田山カレー

今回選択したのは「稗田山カレー(1000円)」

食べてみると、おおっ、意外と美味いじゃないか。
タイカレーのような味付け、量的にも少ない感じはせずに予想以上の満足感があった。


窓側を覆う雪

ところで、今年は昨年に比べて恵まれ過ぎじゃないかと思うほどの窓側を覆う降雪の証。

一時間余りの休憩タイムを経て、午後のスキータイムを再開した。


午前中ブーツとビンディングがなかなかうまく装着できなかった問題は難なく簡単に装着出来た。
あれは何だったのだろうか?!

スキー板が馴染んできた

新しいスキー板についての最初に思ったのは、
見た目ではあと数センチ短めにしておけばよかったんじゃないかとやや不安な気持ちだったけれども、
滑走するごとにその不安感はなくなってきた。
とりあえず、購入してよかった。


多少のアルコールを飲んでしまったので、今回は傾斜のキツイ稗田山1&2コースとジャイアントコースの滑走は止めて、他の上部コースを集中的に滑走した。

稗田山林間コース

眺めはジャイアントコース

午後からは更に青空が拡がり、午後五時まで天気も崩れずに気持ちのいい滑走が出来た。
また滑走コースも昨年に比べて積雪量も多くてコンディションはほぼベストだった。

わらびゲレンデ方面

空

わらびゲレンデからホテルの眺め


17:00 スキー終了。
リフト利用回数は34回。

道具を片付けて、ホテル三階にある温泉施設「奥白馬温泉 美人の湯」で毛深い身体を…違った、遊び疲れた身体を癒した。
ここの温泉はいつ利用しても満足度が高い。


19:45 駐車場の気温は−3℃。
東京に向けて白馬コルチナを跡にした。

20:45 大町にあるすき家で軽めの夜食をとって、帰路は高速を使用せずに一般道にした。


富士山

途中、長野県松本市内と山梨県の白州にあるコンビニで仮眠をして、
東京には午前10:10に到着した。
往復走行距離は625.6kmだった。

給油は前日に満タンにしておいたので往復無給油で済んだ。

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赤倉観光リゾートスキー場 (2017.1)

1月1日(日)、今シーズン初めてのスキーに出掛けた。

2:00 起床。
都内の外気温は6℃。

前日に携帯で赤倉方面と戸狩の気象情報を確認すると両方とも晴れマーク。
ゲレンデの積雪量を確認すると赤倉観光リゾートスキー場が160cm、戸狩温泉スキー場が70cm。
初滑りの場所は赤倉観光リゾートスキー場へと決めた。

2:20 都内を出発。

高速代金を節約する為に途中まで一般道を走行した。
メーターに表示されている車外気温計は都心を離れるほど気温が下がっていく。
国道254号線 川越街道 亀久保交差点付近は1℃になっていた。

4:10 東松山I.C から関越自動車道で走行。

いつも佐久平 P.Aで休憩するのだが、今回は到着時間が押しそうだったので休憩なしで通過。

5:45 坂城I.Cで降りて国道18号線へ。
ETC料金は2590円。
坂城I.C付近の気温は-1℃

6:10~6:25 更埴jct近くのセブンイレブンでホットコーヒーとパンで一息タイム。
揚げパンが意外と美味かった。

中古で取り付けたスタッドレスタイヤは履きっぱなしで約4年半が経過していてやや不安ではあったが、
昨年、国道18号線から善光寺方面に反れて県道37号線の峠道経由で走行したら時間と距離を短く抑えらえたので、今回も同じルートで向かった。
峠頂上付近の山村辺りは数日前に降雪があった形跡があり多少の残雪が見受けられたけれど、県道37号線の路面は雪なしで問題なく通行出来きた。

2017年初日の出

雲に包まれていて太陽の輪郭は確認出来なかったけれど、スキー場まであと5,6キロの手前で2017年の初日の出を拝む。


7:30 赤倉観光リゾートスキー場到着。(走行距離 284.6km)
スキー場へのアクセス道路は残雪無しだったが、駐車場は薄っすらと雪があった。

カフェプリモス前

天気予報は晴れとのことだったけれどゲレンデを見渡す限りガス状の雲が周りを覆っている。
スキー場の気温は-1℃。
積雪は140cm。


チケット売り場で日帰り利用のリフトパック券(800円分の食券と温泉入浴補助券付きで¥3900)を購入。
昨年よりも900円値上げされている。
戸狩も赤倉観光リゾートスキー場も値ごろ感が薄れたなぁ・・・


8:30 滑走開始。

ゴンドラからの眺め

空模様は雲が多くて晴れ間が僅かに覗くけれど、天気予報通りにはならなそうな感じ。
ただ、風がないだけでも良かった。

ホテルBコース


傾斜の緩いコースで体を慣らしたあと、上部コースへ移動。
上部コースはガスっていて視界不良。
空模様を見ているとこの後の天気も雲が多く晴れ間が覗くのは期待薄そうだった。

積雪量がそれほど多くはないけれど、昨シーズンがあまりにも雪不足だったことを考えるとコースのコンディションはまずまずの状態。
雪面も荒れてなくて、初滑りとしてはマイペースで滑走出来た。


11:20 早めのランチを取るために妙高高原スカイケーブル乗り場前にあるカフェレストランプリモスに寄った。

昨シーズンにランチで初めて利用したら、雰囲気が洒落ていて、毛深くて見た目の悪い僕にとっても何となく上品な気分にさせてくれそうだったので、今回も恥も外聞も気にせずに入店した (; ̄Д ̄)

多少混んでいたが、窓際のカウンター席を確保できた。

スープカレー

リフトパック券の食券メニューで「スープカレー(880円)」を選択したが、ボリューム的には少なめな感じだった。


一時間弱の休憩のあと、午後はホテルゲレンデコースに移動してスキータイムを再開。

チャンピオンゲレンデ国体コース

チャンピオンCコースから


午後も天候は風はないものの、ゲレンデ前は空の4割くらいは青い空が見えてきたけれど上部コースはガス状の霧が悪化して視界不良状態になった。

赤倉濃霧2

赤倉濃霧2

赤倉濃霧3



また、午後になると人がやや多くなってきた。
例年、元旦は利用者が少なかったが、今年はいつもの年よりも出足がいいようだ。
僕の身の周りはまだまだ景気回復の気配はあまり感じられないけれど、スキー場の利用者や料金値上げを見ると、長く続いたデフレが完全に終わりつつあるんだろうか、と疑念を抱きつつ考えてしまう。

赤倉夕方1



16:50、スキーを終了。

赤倉夕方2

リフト利用回数は26回。
この一年、ジム退会以降足腰を鍛えていないし、ストレッチもしていないので疲労感がある。
沖縄に戻ったら改めて体のメンテをしないといけないなぁと強く感じた。

赤倉夕方3


17:25
駐車場の気温は1℃。
道具を片付けて、スキー場から車で10分くらい妙高高原駅方面の住宅街にある入浴施設「大字関川共同浴場」に向かうことにした。
しかし、元旦なので浴場は休店していた。
溜め息が出た。

スキー場に戻ってリフトパックの温泉入浴補助券付きの施設を利用するのも億劫だなぁと思い、風呂は断念してそのまま東京に向かうことにした。

帰りは高速道路を使用せずに一般道で戻ることにした。
往路で来た県道37号線の峠道経由で国道18号に出て走行。

19:45 千曲市のすき家で軽めの夜食を取ったあと、国道18号を利用して碓氷峠へ。

走行中、碓氷バイパス辺りから睡魔に襲われて、21:50 安中のすき家店舗の駐車場で仮眠した。


6:35 夜明け前の安中を出て、東京にはAM10:10に到着した。
(復路走行距離は282.2km)

給油は出発当日に都内で済ましていたので、往復無給油で済んだ。
往復走行距離は566.8kmだった。

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ホットプレート

先日、調理家電を購入した。
ホットプレートを・・・

ホットプレート購入

車上生活の身だというのに何を血迷ったのか、ふとホットプレートが欲しいなぁと思い立ち、ネットや近隣の家電量販店で定点観測を続けていた。
そして、価格.comやamazonで手頃な価格の商品を物色していたら、象印の“ホットプレートやきやき”がamazonで9500円前後まで値落ちしてきたのでポチッとする段階まで考えていた。

念のために、リアル店舗を確認してからと思いたって、近くのイトーヨーカ堂とビッグカメラ、そしてヤマダ電機数店舗にも出かけた。
ビッグカメラには興味を引くような価格帯のホットプレートはなかったけれど、
イトーヨーカ堂には取り扱い終了のためという表示で象印の“ホットプレートやきやき(EA-BP30-TD)”が8400円(税込み9072円)と、amazonよりも400円程安かった。

ヨーカ堂のホットプレート

ポチる前に再度近隣のヤマダ電機に立ち寄ったら、

ヤマダ電機のホットプレート

パナソニックのホットプレート(シルバー、NF-WM3-S、店頭表示価格16800円)が7980円(税別)まで値下げされていたので、象印のほうを止めてパナを衝動買いしてしまった。
税込み価格で8618円にヤマダポイントが11%(878円分のポイント)付き。

実は半年ほど前に、ヤマダ電機でそのパナソニックのホットプレート(NF-WM3-S)が7980円(税別)で表示されていたのだが、ついつい二、三日後にでも購入しょうと思っていたら、数日後には値付けが12000円前後に戻されてしまい、その日以降価格がなかなか下がらなかった。
購入のタイミングを逃したことに多少後悔していたので、今回の値下げ価格では迷わずに購入出来て良かった。

車内に鎮座するホットプレート。
沖縄に帰るまでは梱包したまま車の中に置き続けるしかないのだが、
物がデカイすぎるので車内は窮屈な状態なので、車内への訪問客を断らなければ・・・って言っても誰も訪ねて来ませんが・・・(笑)

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ハドソン川の奇跡

ハドソン川の奇跡


原題:Sully
公開:2016年9月24日
製作国・年:アメリカ映画・2016年
配給:ワーナー・ブラザース
上映時間:1時36分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2016/10/1  シネマイクスピアリ(S3)

監督:クリント・イーストウッド
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー


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2009年1月15日、
ニューヨーク発シアトル行きの旅客機は乗客155人を乗せてラガーディア空港を離陸した。
USエアウェイズのカクタス1549便は上昇過程の途中に渡り鳥の群れに遭遇して、両翼のエンジンに鳥の群れを吸い込んだ・・・
そして、バードストライクで両エンジンは停止してしまった。
ジェフ・スカイルズ副機長(アーロン・エッカート)はエンジン再起動を試みるがエンジンは繋らずに制御不能状態になった。
SOS信号をキャッチした管制官は飛び立ったラガーディア空港か近隣の空港への緊急着陸の指示を出した。
操縦桿の制御を副機長から代わったチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、推力を失った機体が急速に滑空高度を落としていくなかで、眼下に広がるハドソン川への水面着陸を判断した。
“衝撃に備えよ”と機内アナウンスされると同時に戸惑う乗客たち・・・
サレンバーガー機長は動力なしの飛行機を低速度でマンハッタン上空を推力停止のまま滑空させてハドソン川に不時着させた。
幸いにも飛行機は破損せずに水上に浮かんだまま、駆けつけた救助活動の人々によって乗客全員が救われた。
危機発生から着水までの判断に要した時間はわずか208秒。
サリーは最悪の事態になりうる航空機事故から乗客155人全員の命を救って、世界からハドソン川の奇跡と“英雄”扱いの称賛を受けた・・・
しかし、不時着以外の選択肢は無かったのか?
事故後に検証されたさまざまなデータやシュミレーションでは最寄の空港へ戻れることが実証されたのではと、“サリー”は国家運輸安全委員会から厳しい追及がされた。
ハドソン川への水面着陸は究極の決断なのか、それとも無謀な判断だったのか?
それとも、サリーの決断は正しかったのか?
“あの判断はもしかしたら誤った判断だったのでは?”と国家運輸安全委員会や一部マスコミの疑念で容疑者扱いされて、“英雄”扱いから一転したサリーは苦悩して憔悴していくいく・・・

2009年1月15日にアメリカ・ニューヨークで起こった奇跡的な生還劇として世界で広く報道された航空機事故を、パイロットであるチェズレイ・サレンバーガーの手記「機長、究極の決断“ハドソン川”の奇跡」をもとに、クリント・イーストウッド監督が初めてトム・ハンクスを主演に迎えて映画化。


見終わって思い出したのが2012年に公開されたロバート・ゼメキスの「フライト」。
「フライト」ではデンゼルワシントン演じる機長が飛行機事故から多くの人命を救いもするが、自身のアルコールと薬物依存症が暴かれていくといった、2009年1月15日の航空機事故を基に急遽製作された映画と比較してしまう。
乗客生還の大まかなあらすじだけをみれば「フライト」も「ハドソン川の奇跡」もかなり似たような映画の印象を受ける。
だが、旅客機が背面飛行するといったとんでも描写がウリだった「フライト」はフィクションであり、「ハドソン川の奇跡」は実際に起きた航空機事故からの生還劇を描くノン・フィクションである。

離陸からハドソン川に不時着するまでわずか6分間。
1時間35分近くの上映時間で何を描くのか?
世界で広く報道された航空機事故で結末を知っているなか、題材的には30分ぐらいで終わりそうなものをどう映画化するのだろう?と考えていたけれど、
映画前半は事故に至るまでを描き、
後半はシュミレーションで事故を検証していく公聴委員会でのやり取りを描く。
事実を無駄なく淡々と描く見せかた、ストーリーの時系列をずらしながら、飛行機事故への過程が描かれる構成がよく出来ていた。

鑑賞前に想像していた不安は何だったんだろうかと、86歳のおじいちゃん、いや、失礼しました・・・巨匠クリント・イーストウッドに多少な疑問を持つこと自体不敬きわまり無いと、僕は今更ながら自覚した ┐(~ー~;)┌







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■ キーワード
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「40年の経歴が、208秒の決断だけで疑われる・・・」


「川に“墜落”させた原因は? いや、“着水”です!」


「事故回避が不可能に近いなかで“なぜ成功したのか?”という要因。それは、変数“X”という存在だったからです。サレンバーガー機長、あなたの存在がその“X”です。」





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■ 映画の採点  ★★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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ジャングル・ブック

ジャングル・ブック


原題:The Jungle Book
公開:2016年8月11日
製作国・年:アメリカ映画・2016年
配給:ウォルト・ディズニー
上映時間:1時46分/V.V/DOLBY・SRD
鑑賞日:2016/9/30  シネマイクスピアリ(S16)

監督:ジョン・ファブロー
出演:ニール・セディ、ビル・マーレイ(声:バルー) 、ベン・キングズレー(声:バギーラ) 、イドリス・エルバ(声:シア・カーン) ルピタ・ニョンゴ(声:ラクシャ)、スカーレット・ヨハンソン(声:カー)、ジャンカルロ・エスポジート(声:アキーラ) 、クリストファー・ウォーケン(声:キング・ルーイ)


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舞台はジャングル。
父親を殺されて、ジャングル奥地にたった一人取り残された赤ん坊のモーグリ(ニール・セディ)は、黒ヒョウのバギーラ(声:ベン・キングズレー)に発見された。
バギーラはジャングルに住む動物達の群れのなかから、オオカミの母親、ラクシャ(声:ルピタ・ニョンゴ)にモーグリを託した。
モーグリはラクシャからは惜しみない愛を注がれて、ジャングルの子としてオオカミの子供たちのなかで兄弟のように育てられた。
そして、バギーラからは自然の厳しさと生き抜くための知恵を教わりながら少年へと成長した。
しかし、そこにジャングル最恐のトラ、シア・カーン(声:イドリス・エルバ)が姿を現わして、“人間は動物たちの敵だ、人間は災いを呼ぶ”と言い放ち、人間への憎しみの為に、モーグリの存在を許さなかった。
シア・カーンの言うようにモーグリはジャングルの“脅威”なのか?
モーグリは仲間の動物たちのことを考えて、ジャングルを去ることにしたが、それでもシア・カーンはモーグリを命を狙って追撃するのだが…


1894年に発表された小説家ラドヤード・キップリングの児童文学「ジャングル・ブック」の同名小説を原作とする名作ディズニーアニメーションを、「アイアンマン」のジョン・ファブローが製作、監督として実写映画化。

黒ヒョウのバギーラの声を担当するのは「ガンジー」や「ヒューゴの不思議な発明」のベン・キングズレー、クマのバルー役には「ゴーストバスターズ(1984年)」や「ロスト・イン・トランスレーション」のビル・マーレイ、巨大ヘビのカーの声はセクシー女優のスカーレット・ヨハンソン、巨大なオラウータン、キング・ルーイの声はクリストファー・ウォーケンらが個性豊かに動物たちの声を演じている。
そして、主人公のモーグリ役には12歳のニール・セディが演じている。


ディズニーは近年、マレフィセント、シンデレラ等、最先端のCG技術を駆使して、20年前なら実現不可能な過去のディズニーアニメーションを実写映画化してそこそこ成功を収めているけれど、「ジャングル・ブック」は映画公開後、全世界で9億ドルを超える大ヒットを記録して、あの「ライオンキング」や「アラジン」、「白雪姫」等の実写映画化も決定したとのニュースが伝わってきた。

主人公モーグリ(ニール・セディ)以外の動物達やジャングルの背景などは全てリアルなCGで表現されていて、絵本やおとぎ話でしか体験してこなかった世界観が、目の前に映し出される。
映画の大部分は、少年(主人公モーグリを演じる撮影当時10歳のニール・セディ)がたった一人スタジオで演技をして撮影しただけで、画面に登場する動物達の毛並みや仕草や繊細な表情、木々の間から差し込む木漏れ日、風で揺れ動く木の葉、雨や川を流れる水模様、背景となる大自然までもがCGで表現されていて、まるでジャングルの中に迷い込んでいるような違和感のない映像技術には感心してしまう。

ストーリーに斬新さや驚きはないけれども、リアルな世界とCGの境界線の無い“新世界”には小さな子供たちは夢中になる映画だろうなぁと思う。
動物達が主人公のモーグリと普通に会話したり歌ったりして、リアルに繰り広げられるアニメ的世界観でありながら、“ジャングルの掟”という価値観とは何か?
文明の象徴として“「赤い花」=火”が動物達にもたらすものは何か?
モーグリが人間として芽生える知恵がコミュニティ全体の秩序にどう変化をもたらすのか?
また、トラのシア・カーンがカッコウの托卵のことを喩えにして、動物達が寝静まった深夜に自分の考えをオオカミの子供たちに言い聞かせる洗脳描写や、偏見や差別など、ある意味社会問題への価値観も埋め込まれていて、単なる冒険物語ではなく、子供には子供の、大人には大人の見方ができる楽しい映画だった。







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■ キーワード
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「ジャングルの掟は青空のように古い真実。掟を守るオオカミは栄え、破れば死あるのみ。木に巻きつく蔓のように掟はゆきわたる。群れの結束はオオカミの力。オオカミの結束は群れの力。」


「人間だけが作り出す事が出来、操る事ができて、ジャングルを支配する力をも得る事が出来るそれを“赤い花”と呼ぶ」


「狼らしく生きろ・・・人間の知恵を使っちゃ駄目だ!」


「彼がジャングルの掟に縛られるなんて、それは価値観の押し付けだよ」


「ここは僕の家だ。僕はジャングルを守る」





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■ 映画の採点  ★★★☆☆☆
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…


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インデペンデンス・デイ リサージェンス

インデペンデンス・デイ リサージェンス

原題:Independence Day:Resurgence
公開:2016年7月9日
製作国・年:アメリカ映画・2016年
配給:20世紀フォックス
上映時間:2時間00分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2016/8/5  シネマイクスピアリ(S10)

監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、マイカ・モンロー、ジェシー・アッシャー、トラビス・トープ、ウィリアム・フィクトナー、シャルロット・ゲンズブール、ジャド・ハーシュ、ブレント・スピナー、セラ・ウォード、アンジェラベイビー、ビビカ・A・フォックス、チン・ハン、デオビア・オパレイ、ニコラス・ライト、ジョーイ・キング


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1996年、エイリアンによる地球侵略が起こり、およそ30億人もの人命を失いながらも人類はエイリアンに立ち向かった。
あの異星人との闘いから20年が経過した。
エイリアンの侵略を生き延びた人類は団結して、エイリアンが残したテクノロジーを転用した地球防衛システムを構築して、エイリアンの再来に備えていた。
そして、奴らは再び地球にやってきた。
巨大なエイリアンの宇宙船が世界各地の首都に出現。
奴らは重力を自在に操る圧倒的な科学力で、ニューヨーク、ロンドン、パリといった都市を次々と襲撃開始。
猛攻撃は止むことなく続き、人類存続の要であった防衛システムも無力化になってしまう。
人類は想像を超えた巨大な破壊を為す侵略者の脅威の前に、再度の絶滅の危機を迎える・・・

1996年に公開されて世界中で大ヒットを記録した「インデペンデンス・デイ」の続編。
監督は前作も手がけた地球破滅映画の帝王ことローランド・エメリッヒ。
ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンら前作から続投したキャストの他、リアム・ヘムズワース、マイカ・モンロー、ジェシー・アッシャー、トラビス・トープらといった若手キャストが新たに参加している。


アメリカ公開後の評価と興行成績の惨敗、サマーシーズンの期待を背負った日本国内での公開以降、
ネットでも映画の酷評が多くてスルーするつもりだった「インデペンデンス・デイ リサージェンス」を期待せずに鑑賞したのだが、
期待以下の作品だった |;-_-|=3 フゥ

前作のキャラクターのその後と若い世代が絡むいくつかのストーリーがごちゃ混ぜになっていて、無駄な展開ばかりだけが印象に残るだけで、新しさがない脚本はCG満載の地球の破壊シーンの数々を見せられても驚きをすら感じない・・・
映像のCG技術は進歩したが、物語のアイディアは進歩していなかった。
これほど共感を感じないストーリーは久しぶりで、まだマイケル・ベイが手がける作品のクオリティが優れていると錯覚するほどだった。

馬鹿馬鹿しいけどそれなりに楽しめた前作は許せる出来だったけれど、
今作のつまならさは許せないほどの出来だった (;´ρ`) グッタリ
あえて良かった部分といえば、前作から20年という時の流れは、映像のCG技術の進歩のおかげで戦闘機のバトルシーンや、終盤の砂漠での女王エイリアンとのバトルシーンの動きは、これまでの暗いシーンをバックにした映画が多かった中で、明るいシーンでの誤魔化しを感じないのがよくわかるくらいのみ。

多額の予算をかけたFOX社には二作目の成績次第ではシリーズ三作目の製作案もあったと云われているけれども、
今回の結果によって、三作目の製作案は宇宙の闇の彼方へと送りだされたんだろうなぁと想像できる・・・





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■ キーワード
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「これじゃ、観光名所が台無しだ」


「まったく、お前には世界が破滅しないと会えないのか?」





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■ 映画の採点  ★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…


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デッドプール

デッドプール


原題:DEADPOOL
公開:2016/6/1
製作国・年:アメリカ映画・2016年
配給:20世紀フォックス
上映時間:1時48分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2016/7/1  シネマイクスピアリ(S1)

監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクレイン、T・J・ミラー、ジーナ・カラーノ、ブリアナ・ヒルデブランド、ステファン・カピチッチ(声)、レスリー・アガムズ、ジェド・リース、カラン・ソーニ


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元特殊部隊のウェイド・ウイルソン(ライアン・レイノルズ)は、街にはびこる小悪党どもを好き勝手にを懲らしめて、金を稼いで生計を立てていた。
ある日、バーで女性のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と出逢い、互いに抜群の相性を感じた二人は同棲を開始した。
幸せに満ちた日々を過ごしながら互いに結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ウェイドは突然末期癌で余命宣告を受けてしまう。
幸せの絶頂にいた矢先がまさかの人生の暗転・・・
その時、黒服の怪しげな男がウェイドに近づき、癌が治る治療方法を提案されて治療話に誘われた。
ウェイドは悩んだ末にその治療話に自分の命を賭けることを決めて謎の組織へ向かった。
だが、ウェイドは騙されて壮絶な人体実験を受けさせられてしまい、秘薬を注入されて驚異的な回復能力と不死の肉体を得たミュータントに変えられてしまう。
謎の組織の本当の目的は、人間に肉体改造を施して戦闘マシンに造り上げる為の人体実験を行う犯罪組織だった。
ウェイドの癌の症状は克服されたのだが、顔面の容姿が酷く変貌してしまい、恋人のヴァネッサに会うことに躊躇することになった。
怒り狂った感情と醜く歪められた顔をマスクの下に隠した赤いコスチュームを身にまとったウェイドは、犯罪組織と人体実験を施したエイジャックス(エド・スクレイン)への復讐を誓うのだが・・・

マーベル・コミック原作の「X-MEN」シリーズのスピンオフで、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」にも登場した異色のヒーローを主役に描く映画「デッドプール」は、全米公開では過激な暴力描写の為にR指定という鑑賞年齢制限付作品ながらも全米累計興行収入が3億6千万ドル(約360億円)超の大ヒットを記録している。
監督は、視覚効果分野出身で初長編作となるティム・ミラー。



主役のデッドプールを演じるのはライアン・レイノルズ。
彼はDC陣営の「グリーン・ランタン」で主演を張るものの作品評価では叩かれて、興行収入でもコケてしまって暗雲漂う俳優生活の中でのスター街道へ浮上すると云われているけれど、彼の魅力というよりも映画の尖がったキャラクターや遊び心満載の構成が映画の成功になったんだと思う。
「ロード・オブ・・・」シリーズのイアン・マッケランとジョン・ハートのように、ライアン・レイノルズもライアン・ゴズリングと雰囲気が被ってしまい区別がつかない人は多いんじゃないのかなぁ。

物語は映画の中のキャラなのに、画面越しの観客席に向かって語りかけたりする。
オープニングのタイトルバックから“監督はギャラが高すぎて役立たず”とか“この作品はウルヴァリンにゴマすって製作した映画”だとかスタッフやキャストをdisる字幕から始まり、リーアム・ニーソンは3度も娘を誘拐されて馬鹿なオヤジだねという「96時間」ネタ、「127時間」のあのネタ、そしてヒュー・ジャックマンをdisることも忘れない。
“ベッカムはヘリウムみたいな声なのに顔がいいからモテル。ライアン・レイノルズは顔はいいけど演技は酷い”や“緑のスーツ姿にはしないでくれ・・・”といった他の映画作品への風刺やオマージュを込めたセリフが多く散りばめられている。

画面越しの観客席に向かって語りかけることを“第四の壁”っていうらしいけれど、そういう作品で忘れられないのがジョン・ヒューズの「フェリスはある朝突然に・・・」だったのを今でも覚えている。
このデッドプールも、あの「フェリスはある朝突然に・・・」そっくりのエンドロールになっていて、“まだ、ここにいるの? 映画はもう終わりだよ、帰りなよ”と続いて、デッドプール続編に関することもちょいと言って映画は終了する。

世界人類の為に戦うわけでもなく、正義の為に戦うわけでもない。
最愛の恋人のハートを取り戻したい切実な思いを、銃撃や二刀流の刀さばきのバイオレンス描写でヒーローらしからぬ毒舌家で自己中心的という型破りなキャラクターが暴れまわるチャラくてアクロバティックで屈折した映画とも言える。
「キック・アス」+「悪魔の毒々モンスター」+「マッドマックス」÷3=「デッドプール」って感じだった。

この作品はR指定という鑑賞年齢制限付作品ではあるけれど、中学生なら隠れてでも見て欲しい(笑)
僕が中学生の頃に見た「マッドマックス」のように、多感な時期に見れば記憶に残るんだろうなぁと思う映画ではある。
いや、見ている学生は遥かに多いと思うけれど・・・(笑)
というか、いずれ作品がレンタルやら商品購入の段階で市場に出回って誰でも見られるといのに、今の時代にR指定という鑑賞年齢制限を指定することが理解できないよなぁと感じる次第ではある・・・







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■ キーワード
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「愛は世界中を芳香剤の匂いで包み込む美しいものだ」


「人生とは災難の連続だけど、たまに“幸せなCM”がはさまるドラマみたいなものだ」


「皆はヒーローをフルタイムだと思っている。肝心な時に、正しい選択をするのがヒーローだ。そういうチャンスを与えられたら、自分を犠牲にして欠点を克服して、友達を救い、敵を許してやれ。その時には余計な事は何も考えるな。世間から自分がどう見られているのか・・・・おい!?」





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■ 映画の採点  ★★★☆☆
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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レヴェナント 蘇えりし者

レヴェナント 蘇えりし者
原題:The Revenant
公開:2016年4月22日
製作国・年:アメリカ映画・2016年
配給:20世紀フォックス
上映時間:2時37分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2016/4/29  シネマイクスピアリ(S3)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック、ポール・アンダーソン、クリストッフェル・ヨーネル、ジョシュア・バージ、ルーカス・ハース、ブレンダン・フレッチャー、デュアン・ハワード、アーサー・レッドクラウド、グレイス・ドーブ

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1823年、アメリカ北西部の荒野を数十人を越える毛皮狩の狩猟団の中で、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は息子のホーク(フォレスト・グッドラック)と共に、狩猟団組織のガイドの一員として働いていた。
川沿いでキャンプを張っていた時、突如、先住民の襲撃にあって狩猟団メンバーの大半が殺されてしまった。
生き残ったメンバー達はグラスの先導のもと、船を捨てて山岳越えのルートで逃げようとするが、未開の森に足を踏み入れたグラスは熊に襲われた。
喉を食い破られ、足腰をへし折られて瀕死の重傷を負ってしまい、足手まといになると判断した狩猟団の隊長ヘンリー(ドーナル・グリーソン)は「死を見届けて、埋葬したものには一人100ドルを出す」と告げて、息子のホークとブリンジャー(ウィル・ポールター)、そして、フィッツジェラルド(トム・ハーディ)の三人が森に残った。
しかしグラスのことを快く思わないフィッツジェラルドは、身動きできないグラスの前でホークを殺して、グラスを土の中に埋めて置き去りにした。
極寒の未開拓地で生死の境をさまよっていたグラスは地面を這いずりながら、時には草を食べ、死骸の骨の髄にある肉片を食べ、冷たい川辺に石で囲った罠場で生魚を生で食べ、殺されたバッファローの生肉を食べながらあらゆる手を尽くして飢えや寒さに耐え抜いて、フィッツジェラルドへの復讐心の為に、過酷な大自然の中を突き進んでいく・・・

第88回アカデミー賞では同年度最多の12部門にノミネートされ、監督賞、撮影賞、そしてディカプリオが念願の主演男優賞を初受賞した。
監督は「バベル」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
イニャリトゥ監督は前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を受賞、撮影のエマニュエル・ルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。
尚、音楽を担当したのは坂本龍一。

映画序盤の先住民らに襲われるシーンは、スピルバーグの「プライベート・ライアン」を彷彿させる、戦場にいるような臨場感を感じた。
カメラが生き物の様に縦横無尽に動く描写が戦闘中の現場の真っただ中に居合わせたように圧倒されてしまった。
これは尋常ないくらい面白いかもしれないと久々にワクワクしながら座席で姿勢を正した。
しかし、上映開始30分以降はそのワクワクした気持ちが急激に落ちていった。
見終わったあとに思ったのは、アメリカ開拓時代を背景にして先住民達との争いや交流を描いた映画で「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(1990年)や「ミッション」(1986年)、あとは「ラスト・オブ・モヒカン」(1992年)を鑑賞した時のような、感情移入ができなかったこと。

先住民の襲撃描写や襲い掛かってくる熊の描写のリアルさ、緊迫感は見応え十分だし、木々の揺れる枝葉や川を流れる水音、森や荒地に響くライフルの残音やディカプリオの呼吸の音など、極寒の中での撮影困難な状況での撮影技術や音響といったテクニカル面は凄いなぁと思わせる一方、熊に襲われて、あれだけ瀕死の重傷を負ったグラスが最後には普通に歩けるようになっていて、物語が進む時間軸上、怪我の治癒の仕方が何だかご都合主義な感じを受けた。

父親(グラス)の息子に対しての情が強く伝わるような親子関係の深さや、切なくなるような動機が伝わらない。
ここまで素晴らしい映像を見せながら、死んだグラスの妻が空中に浮いてる幻覚シーンや、空を隕石が通過するシーンなど、メタファーとしての効果がストーリーに与える高揚感を感じさせないのは本当に残念だなぁと感じた。
吹雪から身を守る為に、死んだ馬の腹を切り裂き、その中に全裸で入るグラス。
確かに演じるディカプリオの体から発せられる匂いや体温を感じさせる芝居ではあるけれど、“汚れかた”がどこか上品なだなぁってと思いながらディカプリオの表情を見ていた。

映画製作に当たっては人工照明を使用せずに、太陽光や火による自然光を使って撮影したとのこと。
撮影賞の受賞はまぁ妥当かも知れないが、やはり監督賞はジョージ・ミラーに獲って欲しかったなぁと、改めて思う。
ものすごく疲れていて、アクビが止まらず眠くて、15分程の仮眠をとっての鑑賞のせいなのか?
時間を置いてどういう感情を受けるのか、再度鑑賞してみたい。





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■ キーワード
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「俺の親父は、仲間が殺されて一人で荒野をさまよったとき、荒野の中で一本だけ立っている木にのぼって、神を見つけたと叫んだんだ。“何を見つけたと思う? まるまると太ったリスだ。親父はリスをみて神だといったんだ。そしてリスを殺して食ったんだ”」

「人はみな、野蛮なり」

「白人たちは肌の色で判断する。だから、お前の話なんてだれも聞かない。」
「神は与えもするが、奪いもする」

「嵐の中の木を見るがいい。揺れる木の枝が折れることはあるが、でも幹を見るとびくともしない。力強く根をはった木はどんな風でも倒れない」

「復讐は神の手の中にある」

「息が続く限り、戦い続けろ」



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■ 映画の採点  ★★★☆☆☆
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備考
100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…


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