うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

宮崎アニメは、なぜ当たる

宮崎アニメは


「宮崎アニメは、なぜ当たる~スピルバーグを超えた理由」
斉藤守彦 著
朝日新聞出版
ISBNコード 978-4-02-273221-7 (4-02-273221-0)
価格: 735円(税込)



知人から借りて読み終えた。

内容は作品論云々ではなく、ジブリ作品とスピルバーグ作品を軸に約20年間の
国内の映画興行のビジネス面、興行の裏側をひも解く、映画業界を知らない人には
入門書として読み易い205ページの新書です。
しかし本書には「宮崎アニメは、なぜ当たる」と、本のタイトルが示す答えはない。
その時々の時代のニーズを巧みに掴んだ両者の興行風景を切り取ったにすぎない。

今夏の映画界の話題は、宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」と
19年ぶりのシリーズ復活の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」だった。
本日現在、興行的には「崖の上のポニョ」が150億円前後、「インディ・ジョーンズ」が
57億前後で「崖の上のポニョ」が圧勝。
しかし“ポニョ”は「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」に比べると勢いがないのが分る。
一方「インディ・ジョーンズ」も、当初配給会社は興行収入100億円をとラッパを吹いたが、
目標には遠く届かない。
最近の“ダークナイト”や“アイアンマン”等を観て感じるのだが、
スピルバーグ作品が何か微妙な古臭さが感じられ、宮崎駿作品に至っては
年々気難しい内容になり、本当に“素直に面白いの?”って思うようになっている事だ。

著者は、映画業界紙「東京通信」記者を経て、現在はフリーの映画アナリスト。
以前その業界紙を読んでいて、彼の記事の語り口が印象良くて、
他の業界紙よりはずいぶん読みやすくて、記憶に残っていた為に、業界紙を辞められた後に
出版した前著の「日本映画、崩壊 邦画バブルはこうして終わる」も、
本書の「宮崎アニメは、なぜ当たる」も、個人的には物足りなさを感じた。




印象に残るキーワード


「なぁ、斉藤君よぉ、君らは“スピルバーグ印”なんて言うけど、ヤツの作品の中で、
10年後、20年後にリバイバル出来る作品ってあると思うかい?」

「コードネームはベニブタ」

「宣伝マンたちは、作品の認知度を高めてその話題を大衆に到達させることを目指すけど、
到達したがゆえに拒否される作品が最近多いように感じます」

「映画を宣伝する三つの柱、アドバタイジング・パブリシティ・プロモーション」



本書の採点
★★★



備考

★★★★★有数の傑作
★★★★読み応えあり
★★★まぁまぁかな~
★★思ったより期待はずれ
★ダメだ、こりゃ~


スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。