うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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リンカーン

リンカーン

原題:Lincoln
公開:2013/4/19
製作国・年:アメリカ映画・2012年
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:2時30分/CS/デジタル
鑑賞日:2013/5/2  シネマイクスピアリ(S2)

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ダニエル・デイ=ルイス、トミー・リー・ジョーンズ、サリー・フィールド、ジョセフ・ゴードン=レビット、デビッド・ストラザーン、ジェームズ・スペイダー


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先日鑑賞したタランティーノの「ジャンゴ」もアメリカの奴隷制度を扱った物語で娯楽要素の強い映画だったが、この作品はスピルバーグが、米国で最も偉大な大統領と言われるリンカーンが、奴隷制度廃止を訴えた憲法の修正案“憲法修正第13条”を議会で通過させるための信念を貫こうとするおよそひと月の出来事を中心に描く。

奴隷制の存続を求めて、
南部の州が合衆国を脱退して始まった南北戦争から四年が経た1865年。
国が二つに割れている未曾有の危機の中、大統領に再選したリンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)は、“人間の尊厳”と“戦争の終結”の為に奴隷制度廃止を訴えた憲法の修正案“憲法修正第13条”を国会に提出する。
リンカーンは“自由”の為に多くの若者の命が失われる犠牲で苦悩するなか、“自由”の為に戦争への参加を望んでいた息子のロバート(ジョセフ・ゴードン=レビット)と、幼い息子の死を乗り越えられず、更なる家族の犠牲に猛反対するリンカーンの妻メアリー(サリー・フィールド)との家庭問題にも葛藤していた。
リンカーンは共和党のなかでも奴隷解放論急進派議員タデウス・スティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)の協力を得るも、法案可決に必要な賛成票は足りずにいた・・・

混迷の時代、リンカーンが指揮する奴隷制度廃止を訴えた憲法の修正案“憲法修正第13条”可決をめぐる物語を背景に、尊敬を集めるリーダーシップの顔、策略家の顔、そして家庭人としての三つの多面性の人間像に迫る。
本年度、第85回アカデミー賞で最多12部門にノミネートされ、デイ=ルイスが3度目の主演男優賞と美術賞を受賞した。


映画は派手な映像には頼らずに、言葉やフレーズの洪水で展開され、セリフをメモしようとしたけれど画面に追いつけずに諦めるしかなかった。
アメリカの歴史、南北戦争に関するある程度の知識が無いとスピルバーグが伝えたいメッセージも理解できないんだろうなぁと思う。
同じ社会派物語の映画としての娯楽的な面白みは「ミュンヘン」よりも劣るので、スピルバーグ印という安易な姿勢で、単なるリンカーンの伝記映画と期待して見ると退屈の極みだろうと思う。

画面の中で多くの若者が死んでいく短いシーンを見ていて、ふと、映画とは関係ないけど、
大橋巨泉がラジオ番組の中で、“戦争は年寄りの爺さんが決めて、オッサンが命令して、若者が戦って死にゆくものだ”と話していたことを思い出す。
“人は選んで生まれてくるのか? それとも、時代に求められて生まれてくるのか? 生まれた時代はふさわしいのか?”という台詞のなかに、人生の無常さを何気に感じもした。

精神年齢が成熟していなければこの映画の鑑賞はキツイ。
中学生の頃、背伸びした気分でウォーレン・ビーティの「レッズ」を鑑賞した時、退屈な映画で、上映中、かなりシンドイ思いをした記憶が蘇った。
年齢を重ね、多少成熟したと思っている今ならあの作品も理解できるのかなと、思う ┐(~ー~;)┌


因みに退屈だった人には、
昨年末に公開された“リンカーン”が吸血鬼退治する映画を鑑賞したほうがいいと思うよ (;´∀`)





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■ キーワード
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「船の夢」


「人は選んで生まれてくるのか? それとも、時代に求められて生まれてくるのか? 生まれた時代はふさわしいのか?」


「同じものと等しいものは、互いに等しい。これはすべてのことに当てはまる。“自明の理だ”。はじまりは全て等しかった。それが調和であり、和平であり、そして正義だよ。」





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■ 映画の採点  ★★★☆☆
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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