うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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ヘルプ 心がつなぐストーリー

ヘルプ 心がつなぐストーリー


原題: The Help
公開:2012/3/31
製作国・年:アメリカ映画・2011年
配給:ウォルト・ディズニー
上映時間:2時26分/V.V/デジタル
鑑賞日:2012/4/20  シネマイクスピアリ(S7)

監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン、ジェシカ・チャステイン、ビオラ・デイビス、ブライス・ダラス・ハワード、アリソン・ジャネイ、オクタビア・スペンサー


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舞台は1960年代のミシシッピー州。
作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は、大学卒業後に帰郷した。
女友達は皆、結婚や出産をして、家事や育児を黒人のメイド達に任せ、気楽な生活を送っていた。
黒人メイドに育てられたスキーターは、何も告げずに自宅去ったコンスンティンのことに対して疑念を抱くが、スキーターの母(アリソン・ジャネイ)はその理由さえ言わず、早く結婚をして家庭を持ってくれる事を願っていた。
彼女は地元の新聞社で家事の相談にのるコラム担当の為に、友人のメイド、エイビリーン(ヴィオラ・デービス)に手伝を依頼する。
スキーターは黒人メイドに対する友人たちの態度に違和感を覚えはじめ、メイド達の本音を本にまとめようとエイビリーンに対して協力を要請するが、断られてしまう。
その南部という地域社会で生きる黒人の彼女達にとって真実を語ることは、すべてを失ってしまう意味だった。
そんな折、メイドのミニー(オクタヴィア・スペンサー)が、雇い主の家のトイレを使ったことで解雇されたことを知ったエイビリーンは、スキーターに“心の声”を語り始めた。
やがてこの小さな町にも黒人メイド達の“心の声”の波のうねりが変革をもたらしはじめてくる…


白人が黒人に対して接触すると病気が移ると信じている。
黒人の子と白人の子は教科書の貸し借りもダメ。
黒人は白人が使用している道路を通らずに遠回りをしたり、バスの席も黒人と白人で別々。
家のリセールバリューの為にはメイド達に室内のトイレを使用禁止にして、屋外専用に別々に作ったり、メイドは玄関から入れず勝手口からしか家には入れない。
そんなメイドに対して「人種分離法」という杓子を使いながら、自分の子供達の世話をさせる矛盾さ加減。
白人女性と黒人家政婦たちの人種差別の重いテーマだが、映像が明るくてカラフルで語り口にもユーモアな部分もあり、深刻で重苦しい気分一辺倒にならないトーンで描かれて、見終わっても疲労感が残らない良作になっている。

物語に男が絡まないのに、それぞれの女優たちを見ているだけでも飽きないのは映画のテンポがいいのと、監督の手腕が優れているからだろう。
シシー・スペイセク、メアリー・スティーン・バージェンといった脇役を使う辺りにも抜かりは感じない。
特にジュリア・ロバーツに似ているなぁと思った、シーリア役のジェシカ・チャスティンが好演していて輝いていたと思う。


人種差別を扱う忘れられない映画と言えば、30年前に見たアラン・パーカーの「ミシシッピー・バーニング」が、重苦しい強烈な印象だったことを思い出す。
世界中から身の回りまでで起きている差別意識や偏見、不条理な意識は人間である限り無くならない問題だろうと思うが、この「ヘルプ」のように映画やテレビドラマで常に視点を変えながら描き続けていくことが、変化への芽が絶やされない希望になると思う。


因みに友人だと思っている人からチョコレートパイを戴いた際には、念の為にレシピを聞いておくほうが無難と思う・・・







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■ キーワード
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「私の祖母も、家事をする奴隷だった」


「二切れのヒリー様」


「私が怖いのは視線です。分離法ではないんです」


「“お嬢ちゃんはやさしい子”“お嬢ちゃんは賢い子”“お嬢ちゃんは大切な子”」





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■ 映画の採点  ★★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…



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