うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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告白

告白


原題:告白
公開:2010/6/5
製作国・年:日本・2010年
配給:東宝
上映時間:1時間46分/V/DOLBY・D
鑑賞日:2010/8/6  シネマイクスピアリ(S1)

監督:中島哲也
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃





物語は、ある中学校の学級崩壊化した教室で、1年B組の担任を務める女性教師の「告白」から始まる。
女性教師はシングルマザー。
学校のプールで愛娘を殺害された。
警察は事故死と判断するが、女性教師は終業式の日に、
“犯人はこのクラスの中にいる”と、37人の生徒たちに告げる…

2009年に本屋大賞を受賞した湊かなえの小説を、事件にかかわった生徒やその親と教師たちの告白を通して、人間の持つ心の闇を描くサスペンスムービー。


この映画を見ておくべきか?と悩みながら、
¥250の安い牛丼で夜食を済ませ、眠気を引き連りながら席についた。
よく“学生時代は色がついていない世界だった”と表現することがあるが、松たか子演じる女性教師が“告白”するオープニングから、この映画の持つ色彩に異質を感じながら展開されていくストーリーに引き込まれ、自分の感性時計が逆転し始めていく感じを覚え、すぐに眠気は吹っ飛んだ (ノ゚ο゚);
見逃さないで良かったと思う映画になった。

この映画、単純に言えば復讐劇である。
生理的に目を背けたくなる題材ではあるけれども、決して重苦しいなぁと思う鑑賞感は無かった。

少年法。
人に潜む悪意。
教育。

根深い問題を含みながらも、役者の演技の素晴らしさというよりは、監督が表現する映像とストーリー展開の斬新さに引き込まれる。
映画に流れるサウンドもクラッシックと、僕にはジャンルがわからないスロウ調なロックサウンド、そしてスロウな流れの映像と、雲の動きや空の映像が印象に残る。

中島哲也の手掛けた未見の作品「下妻物語」「嫌われ松子の一生」が見たくなった。




ところで、大阪、西区のマンションの部屋で起きた3歳と1歳の幼児の放置死事件や、足立区で都内最高齢とされた男性の白骨遺体が見つかった事件や、所在が確認できない高齢者行方不明問題の報道で思うのは、社会が“壊れ始めたなぁ”と改めて思う。
日本の社会システムが、積み木のかけらが抜け落ちていくように微妙に壊れていくのが誰にも感じているのではないだろうか。

社会が成熟したから、こういう世の中になったのか?
これまでにあった信用と思いやり、義理と人情がホントに通用しない社会になったなぁ、と思う。

年金問題や派遣問題は政権が変わっても解決していない。
ましてや政治家連中は約束したマニフェストも平気で破る。
罪悪感、道徳感がない企業も平気でリストラを繰り返す。
自分さえよければいいのだろう。
やがて人間不信になり、家族の縁、会社の縁、地域社会の縁も薄くなれば、社会システム崩壊も必然かもしれない。
将来に怯える大人を見れば、その姿を目にする子供達に与える影響は、負の連鎖のごとく精神を蝕むのだろう。
無縁社会が人を壊し、社会を壊す。

最近、利用しているスポーツジムでよく見かけていた人が、ここ数年の不況のせいなのか、行方がわからなくなったという話題を耳にしたり、自殺をしたという話題を聞くようになった。

デジタル世代の今、安易に与えられるゲームやネットの遊びの変化によるアナログ的思考の欠如が、子供の精神的成長に必要な愛情や思考力の吸収にも、悪影響を与えているのだろう。
それでも、世の親たちが思うのは、考える力、想像する力を子供たちに与えたいと思いながらも、仕事や安定した環境を失う現実の不安のせいで、子供達に与えたい愛情にも、心がともわないのだろう…


僕にはもう夢や希望はなくなった。
だが、そういう時にこそ、いろんな映画を観て、数多くの本を読んで、美味しい物を食べる欲だけは失いたくないと思う。
それと、好きなミュージックを聞くことも付け加えたいけどね…因みに“告白”しておくけど、麗しき女性を捜し求めるのは諦めましたが…
“ なーんてねぇ” (;^_^A

最近の暗い世相のことが思い浮かび、映画とは関係ない雑感になってしまった (-_-;ウーン






キーワード


「命」


「みなさんは自分を守るのはなんですか?  親ですか? 武器ですか? いいえ、それは少年法です」


「牛乳」


「法律があなたを守るとしても、私はあなたを許しません」










採点 ★★★★



備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…


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