うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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幸運の25セント硬貨

幸運の25セント硬貨

「幸運の25セント硬貨」

スティーブン・キング 著 / 浅倉久志 他訳


■ISBNコード: 4-10-219336-7
■判型/総ページ数: 文庫/425ページ
■価格: 705円(税別)
■発売年月日: 平成17年11月20日 八刷
■発行元: 新潮社







ホラー小説の帝王こと、スティーブン・キングの「なにもかもが究極的」「L・Tのペットに関する御高説」「道路ウイルスは北にむかう」「ゴーサム・カフェで昼食を」「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」「一四〇八号室」「幸運の25セント硬貨」の短編物語七編を収めた文庫版。


●「なにもかもが究極的」は
 週給70ドルのお金が毎週郵便受けに届く少年は〝超越者〟としてある組織に招かれることになるけれども…

●「L・Tのペットに関する御高説」 は
 ある夫婦のお互いが飼っているペットが原因で、崩壊していく結婚生活を、夫の語り口で物語が再現される…

●「道路ウイルスは北にむかう」は
 ガレージセールで1枚の絵に惹かれたホラー小説の作家は、購入した絵が変化していることに気づくけれど…

●「ゴーサム・カフェで昼食を」は
 離婚調停の為に夫婦と弁護士がレストラン、ゴーサム・カフェで昼食会を開くことになるが…

●「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」は
 結婚25周年を祝う為に、リゾート地に向かう中年夫婦の妻が感じる〝デジャブ〟の真相とは…

●「一四〇八号室」は
 ホラー作家のマイクは、宿泊した者は必ず死ぬと言われる、いわく付きの部屋があるホテルへ取材の為に訪れた…

●「幸運の25セント硬貨」は
 ホテルのメイドにはあまりにも少なすぎる〝25セント〟のチップが、奇跡を起こす…





スティーブン・キングの作品を読むのは「ゴールデン・ボーイ 恐怖の四季 春夏編」以来で、ほとんどが映画化された作品のみでしか知らない。
タイトルに惹かれて手にはしたものの、この作品と「キャリー」は、4年近く読まずに置きっぱなし状態で、キングファンではない理由もあるが、単なる面倒くさいなぁという気分からであった…(;^ω^A

キング自身の分身を思わせる作家が主人公のエピソードは「道路ウイルスは北にむかう」「一四〇八号室」、
そして煙草や禁煙にまつわるエピソードは「ゴーサム・カフェで昼食を」「一四〇八号室」、
夫婦関係を描くエピソードは「ゴーサム・カフェで昼食を」「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」と、共通するテーマはあるけれども、各エピソードは独立した物語で、各エピソードのキャラクターは細かく描かれているけれど、表現がまわりくどいし、物語のテンポがかったるいなぁというのが全体の印象だ。

スプラッター映画みたいな惨劇のエピソードはキングらしさを感じるけれど、奇跡を起こす暖かさが感じられるエピソードでは、受けての僕の感性が悪いのか、グッとくるものは薄かったのかなぁ。

七編のなかでは「道路ウイルスは北にむかう」「ゴーサム・カフェで昼食を」の二編が映画的なイメージが浮かびやすい面白さを感じる。


因みにスティーブン・キングの原作を映画化した「ショーシャンクの空に」「ミザリー」が個人的に好きな作品である。





印象に残るキーワード


「煙草」

「きいいいいいいっ!」

「苦難の日々が始まるのだから」

「これはこーうんの二十五セント硬貨です! 本当ですよ! ひゅう、きみはついているな!」




本書の採点  ★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  読み応えあり
★★★   まぁまぁかな~
★★    思ったより期待はずれ
★     ダメだ、こりゃ~


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コメント


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継続に脱帽

ハワイより、久しぶりに寄らせてもらいました。「うまんちゅの惑星」長期間継続されてることに脱帽です。またコメントさせて頂きます。

ロコモコ | URL | 2010年05月22日(Sat)19:09 [EDIT]


ロコモコさん

初めまして。
訪問&コメントありがとうございます。
たいしたことは書いていませんが、
気が向いたときには又お立ち寄りくださいね。

トムソーヤ | URL | 2010年05月23日(Sun)14:18 [EDIT]


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