うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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死神の精度

GWの出だしとしては、まずまずの天気になり、僕も多少浮かれ気分だ。

沖縄だと毎年GWは雨続きの天気が多くて気分も滅入るけれど、都内は透き通った青空ではないけれど、穏やかな空気感が気持ちいい。

連休の渋滞情報を見ていると大変そうだが、この時期繁華街を除けば、都内は以外に人が少なく落ち着ける。

連休は読書と映画を楽しめればと思う。




死神の精度


「死神の精度」

伊坂幸太郎 著


■ISBNコード: 978-4-16-774501-1
■判型/総ページ数: 文庫/345ページ
■価格: 524円(税別)
■発売年月日: 2008年2月10日(第1刷)
■発行元: 文藝春秋








死神の名は千葉。
それぞれの人間に合わせて、死神自身の姿や年齢を変えて現れるけれど、名前は変わらない。

彼が現れると周りはいつも雨天続きになる。

死神の彼が素手で人間に触れると、人間は気絶し寿命も一年間縮まってしまうので、手袋は欠かせない。
彼は音楽をこよなく愛し、渋滞を嫌っている。
彼の仕事は、あちらの世界から人間界に派遣されて、死の対象者を七日間の調査の上で観察して、“死”の可否の判断を下す事だけ。
そして、死の可を下した翌八日目には必ず死が実行されるのを見届ける事。

死神の千葉が出会う、六つの人生を、「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」の六編に収めた、伊坂幸太郎の長編のような短編小説。



●「死神の精度」は、大手企業に勤める電話対応での苦情処理係の女性は、ストーカーの顧客に悩まされていた…

●「死神と藤田」 は、仲間を殺された任侠の中年男と弟分が、敵のアジトに乗り込んでいくが…

●「吹雪に死神」は、あるリゾートペンションで起こる連続殺人の真相は…

●「恋愛で死神」は、ハンサムなのに、わざと、ダサい眼鏡をかけている青年の片思いを描く…

●「旅路を死神」は、母親を刺した後、路上で見知らぬ男を刺し殺した青年が、逃避行の末に見せた過去とは…

●「死神対老女」は、美容院を一人で営む老女は、訪ねて来た死神の正体を知っていた…



それぞれのエピソードには、死神の千葉という男が登場して物語は進む。
本編最後の「死神対老女」が、一部他のエピソードとリンクしているのを除けば、六編各エピソードは独立した物語。
各編の時間軸がずれていて繋がっていないのは、時間という概念を超越した死神だからでしょうか。
死神、千葉のキャラクターはクールでズレていて、映画などで地球にやって来る宇宙人ぽい設定だけれど、
各編の人物との絡みでも、ズレている会話の割りには上滑りの感があり、僕には笑えなかった。


この「死神の精度」は、読む前にはかなり期待度が高かったけれど、なんだか肩透かしを味わう読後感になってしまった…

さらさらと読めるんだけれど、響かないんだよなぁ…
深みが感じられないのは、死神、千葉のキャラクターに共感が沸かないせいだと思う。
前回、伊坂幸太郎作品を初めて読んだ「チルドレン」が良かっただけに、残念である。
ホントにワクワク感を期待していたんだけど、想像していたのと違い、何だかなぁって感じだ…(泣)

まぁ六編の中では、「恋愛で死神」と「死神対老女」の二編が良かったのかなぁ…


因みに、
CDショップでヘッドホンで視聴しっぱなしの変わっている人は、死神さんの可能性がありますので、くれぐれも近寄らずに観察して見てね…(;^ω^A






印象に残るキーワード



「ミュージック」


「俺が仕事をするといつも降るんだ」


「可」


「生まれてくる前のことを覚えているかい?」





本書の採点  ★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  読み応えあり
★★★   まぁまぁかな~
★★    思ったより期待はずれ
★     ダメだ、こりゃ~


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