うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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白馬の王子

伊奈町寿の猫

胸元に鈴をつけた音が、薄曇の早朝に僕の耳元を通り過ぎる。

伊奈町寿の民家前で出会った猫。

目と目が合った瞬間、この猫の悲痛な気持ちを感じたので、近寄って声をかけた。



 「おはよう」


 「…」(。・・。)ポッ

  「あなたなのね!」


 「え?なになに…」


 「やっと、やっと、この日が来る事をずっと待っていたわ!」


 「え?何のこと?」


 「私を迎えに来た愛しの王子様よ!」
  「毎夜毎夜の夢の中で、お告げがあったのよ!」


 「お告げ?」
  「何かの間違いだよ!」


 「いいえ! あなたが私の白馬の王子様なのよね!」
  「ねぇ、そうだと言って!」


 「…」
  「確かに先月、白馬方面にスキーには行ったんだけれども…(;´Д`A `` 」
  「それとこの近くに王子物流という会社は在ったけれど、あなたの言う王子様ではないよ」
  「何か勘違いしていると思うけれど、ごめんね!」


 (=゚-゚)ノニャーン?
  「うそよ、うそに決まっている!!」
  「ね!うそと言って!お願い!!」
  「そして、この息苦しい町内から私を連れ出して一緒に逃げましょう!!」

  
 「…」



それから僕は、興奮覚めやらないこの猫に
「必ずあなたにも、本当の王子様が迎えに来るはずだから、今、冷静にならないとその運命の日を逃がしちゃうよ」と、時間をかけてじっくりと、じっくりと、得意の猫語でなだめながら、嘘がばれないようにカマナイデ話した。

猫は僕の説得に(=;ェ;=) シクシクと応じながら民家の影に消えていった。

彼女の名前は聞かなかったが、僕は「今後は見知らぬ猫とは目を合わせないように気をつけねば…」と反省しながら、静かに彼女の後姿を見送った。





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コメント


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ネコは飼い主を選ぶ押しかけ女房(古いことばと恥じ入りつつ)ですね。わたしも長いこと猫を飼っていますが、みなさん気持ちがいいほど気ままです。


春になりましたね。暖かかったり寒かったりと気候がくるくる変わりますが、ラストスキーはいつになるのかな。
天候が不順です。風邪を引かないようにね。

あ、そうそう、きょう、ネットで沖縄産のカニステルを注文しました。

carry | URL | 2010年03月05日(Fri)19:14 [EDIT]


>carryさん
確かに春はもうすぐですね。
今日は暦の上で啓蟄で
少しづつではありますが、外にも猫達の姿を見かけるようになりました。
猫達は気ままでいいなぁーと思いながらシャッターチャンスを狙っていますが、それでも中には、寒空の中でさまよう猫も少なからずいるのを見ると、頑張れよと思っています。

ところで、僕は南国生まれなのにカニステルと言う果物は初見で、食べた事はありません(笑)
見た目はパパイアみたいですが味はどういう感じでしょうかねぇ (^_^;)

トムソーヤ | URL | 2010年03月06日(Sat)18:31 [EDIT]


味も食感も、かぼちゃと卵の黄身のようなものです。そのフルーツ版だと思っていただければ。くだものらしいさくさく感はないのですが、なんとも美味です。私の家が近かったらお呼びするのですが・・・。

carry | URL | 2010年03月07日(Sun)12:05 [EDIT]


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