うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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建築家は住宅で何を考えているのか

建築家は住宅で何を考えているのか


「建築家は住宅で何を考えているのか」

東京大学建築デザイン研究室〔編〕
難波和彦/千葉 学/山代 悟 著


■ISBNコード: 978-4-569-70197-4
■判型/総ページ数: 新書/302ページ
■価格: 1400円(税別)
■発売年月日: 2008年9月30日(第1刷)
■発行元: PHP新書






家作りは一生に一度の大事なイベントだ。(なかには何度も経験する羨ましい人もいるが…)
「大改造 劇的ビフォーアフター 」という割と好きなテレビ番組を時々見ながら、数々のアイディアや発想の面白さに、家作りへの興味が尽きないなか、「建築家は住宅で何を考えているのか」 という本に触れた。


住吉の長屋(安藤忠雄)、梅林の家(妹島和世)、ヒルサイドテラス(槇文彦)、PLASTICHOUSE(隈研吾)、ニラハウス(藤森照信;大嶋信道)……。「家」にこめられた建築家の意思とは。施主の要求はもとより、敷地や予算など多くの条件の中で、彼らは何を表現しようとするのか。「家族像」「ライフスタイル」「街/風景」「リノベーション」など、これからの住宅にとって鍵となる10のテーマに沿って、豊富なカラー写真と図面とともに41の作品を紹介。現代建築における住宅が果たす役割とあり方を考える。   ≪本書内容紹介より≫



本書は「家族像とプランニング」、「ライフスタイル」、「集住/かたち」、「街/風景」、 「工業化と商品化」、「リノベーションの可能性」、「エコロジカルな住宅」、「素材/構法」 、「ちいさな家」、「住みつづける家」と10のカテゴリーごとに、国内の著名な建築家が設計した住宅をテーマに、写真入りで解説紹介されているのだが、一般の読者には言語表現が多少難解かなと思う。
それでも、本のサイズの割りには写真も豊富なので見ているだけでも良いかなという印象。
欲を言えば各建物の建築費の概算表があれば参考になるのだが…

本書に登場する難波和彦の「箱の家」と北山 恒の「OMNI QUARTER」は、僕的に波長の合うデザインだが、それでもこれだというデザインは無かった。


昔、設計屋の端くれ時代に、あるクライアントさんが言った「建築家は施主の貴重なお金を、デザインとい名目で遊びを無駄にやっている」という言葉が忘れられない。

建物のデザインの好みは、人それぞれ理想があるだろうが、実際には机上の設計段階と、出来上がった実物とのギャップ感に悩む場合が案外多いだろうが…。

本の話から若干反れるが、那覇の国際通り中心部に安藤忠雄の設計した「フェスティバル」という商業ビルがあった。
“あった”という表現のしかたが良いのか悪いのかはさておき、建物を改装して現在は「OPA」という名前の商業ビルだが、どういう理由で改装になったのかは知らないが、その建物のあまりの変わりぶりに愕然とした記憶がある。

価値観はひとそれぞれであろうが、
その「フェスティバル」という商業ビルは、コンクリート打ちっ放しのモノトーンデザインと吹き抜けが特徴で、その吹き抜け間の絶妙さと、晴れたときに見える深い青色の空、そして時間とともに変わる光と影のコントラストが美しかったことが今でも鮮明に覚えている。
そこは心地いい感じにつつまれて、緩やかな空気の流れが見える感じを抱いていた。
僕がそう感じたのも、計算尽くされた計画以上に、市場通り入り口の風景と、人々と、気の流れが建物の周りを流れて醸しだした環境との絶妙なバランスが、偶然一致した結果からだと思う。

今でもあの心地いい環境をイメージした住まいを求めたいが、僕の場合はもう作り終わった住宅のローン地獄で、追い詰められてはいるが、現状の家には多少の後悔もあり、改めて今後、宝くじが当たった暁には、理想の心地よさを求めて改築の参考にしたい… (*^.^*






印象に残るキーワード

「空き地がもたらす街の密度感が、その街らしさを象徴していたりもする」

「リビングの壁に空けられた窓は、それぞれの異なる部屋につながっている。窓にはガラスなどは入らず、気配もつながっている。」

「それでもなお“住みつづける家”という言葉が浮かぶのは、“住みつづけるのだ”という、住まい手の強い意志をそこに感じるからではないだろうか」




本書の採点  ★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★ 読み応えあり
★★★ まぁまぁかな~
★★ 思ったより期待はずれ
★ ダメだ、こりゃ~



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