うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

長城のかげ

長城のかげ


「長城のかげ」

宮城谷昌光 著


■ISBNコード: 4-16-725909-5
■判型/総ページ数: 文庫/296ページ
■価格: 476円(税別)
■発売年月日: 2008年2月25日(第12刷)
■発行元: 文藝春秋





中国古代を描き続ける歴史作家、宮城谷昌光が、
秦の始皇帝亡き後、項羽と劉邦の戦い“楚漢戦争”を背景に、「逃げる」「長城のかげ」「石径の果て」「風の消長」「満天の星」の五編を収めた短編集で、これまた“宮城谷ワールド”の内容濃い読みやすい本である。


「逃げる」は項羽配下の将軍“季布”が主人公。
「長城のかげ」 は劉邦の幼馴染の“盧綰”から見た劉邦像。
「石径の果て」は劉邦に従えた儒者の“陸賈”が主人公。
「風の消長」は劉邦の息子“劉肥”が冷めた眼で父を見る。
「満天の星」は始皇帝、胡亥、項梁、心(楚王/義帝)、項羽、そして劉邦に従えた儒者の“叔孫通”が主人公。


各篇に登場する主人公を通して描かれる“項羽と劉邦”に対する違った視点を描き、五編の短編がそれぞれ独立した形で読めると同時に、相互に微妙に関連している。

「ものがたり史記」を読んだとき同様、中国歴史物の時間軸のパズルのピースが、一つ一つと埋まっていく感覚を覚え、改めて過去に読んだ“宮城谷ワールド”を再読してみたくなった。






印象に残るキーワード

「左へゆきなよ」

「世にあらわれた者は、独自の時をうしなう。いわゆる時勢に乗り、ながされる。それは自分をそこなうながれである。大業をなす者は、時を創るのである」

「竹皮冠」

「鬼神をうやまえ」




本書の採点  ★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★ 読み応えあり
★★★ まぁまぁかな~
★★ 思ったより期待はずれ
★ ダメだ、こりゃ~






スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。