うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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ものがたり史記

史記


「ものがたり史記」

陳舜臣 著


■ISBNコード: 978-4-12-205058-7
■判型/総ページ数: 文庫/233ページ
■価格: 590円(税別)
■発売年月日: 2008年10月25日
■発行元: 中央公論新社





歴史家司馬遷が、中国の神話時代から漢代までの歴史をまとめた「史記」を、歴史作家の陳舜臣が、ダイジェスト版のように面白いところを抜粋し、内容濃い読みやすい本にまとめている。

僕がこれまで読んできた中国歴史ものといえば、宮城谷昌光の「天空の舟」「王家の風日」「夏姫春秋」「重耳」ぐらいで、中国歴史の流れの時間軸がいまいち理解不足だったのだが、この「ものがたり史記」読んでいると、例えるならパズルのピースが一つ一つと埋まっていく感覚を覚える。

“天道、是か非か”の伯夷・叔斉兄弟の話から晋の文公の重耳の生き方、“呉越同舟”にまつわる伍子胥と范蠡の対決、そして始皇帝誕生前後の“奇貨”のエピソード、始皇帝死後の項羽と劉邦の対決など、頭の中のモヤモヤとしたものが微かに晴れてくるように飽きずに読める。

陳舜臣の本はこれまでなんとなく避けていたが、食わず嫌いを反省しなければと思う(T_T)





印象に残るキーワード


「天道、是か非か?彼らが天をのろって死んだのか、それとも儀に殉じた自分のたましいの美しさに、うっとりして死んだのか、それは読者の想像にまかされている。」

「これぞ奇貨。買いだ!」

「わたしの力をもってしても、やっぱりだめであったか。…徐福はどうした?…」

「力は山を抜き気は世を蓋う 時に利あらず騅ゆかず 騅ゆかざるをいかにすべき 虞や虞やなんじをいかにせん」

「大風起こりて雲飛揚す 威は海内に加わりて故郷に帰る 安にか猛士を得て四方を守らしめん」

「…人間の心に受けた傷こそが、著述の原動力であるという、いまも変わらぬ真理を、なまなましい筆で述べている。」




本書の採点  ★★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★ 読み応えあり
★★★ まぁまぁかな~
★★ 思ったより期待はずれ
★ ダメだ、こりゃ~


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