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うまんちゅの惑星

50代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

ゴーン・ガール

ゴーン・ガール


原題:Gone Gir
公開:2014/12/12
製作国・年:アメリカ映画・2014年
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:2時28分/CS/デジタル
鑑賞日:2015/1/11  シネマイクスピアリ(S7)

監督:デビッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キム・ディケンズ、キャリー・クーン、パトリック・フュジット


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ミズーリ州の田舎町で夫婦生活を送っていたニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。
しかし、結婚5周年の記念日にエイミーが失踪した。
自宅の居間には争った形跡があり、キッチンには大量の血液を拭き取った跡が発見された。
ニックからの通報を受け、警察は他殺と失踪の両方の可能性を探りながら捜査を開始した。
ボニー刑事(キム・ディケンズ)と相棒のジム刑事(パトリック・フュジット)は夫のニックへの事情聴取も行うが、彼は妻エイミーが普段自宅で何をしているのかを具体的に知らなかったばかりか、交友関係や血液型さえも知らず、妻の日常を何も知らなかったことが明らかになる。
警察はアリバイが不自然なニックに疑いをかけ捜査を進めるなか、メディアがセンセーショナルな事件として取り上げたはじめ、マスコミ陣が自宅に殺到してきた。
「ニックが妻を殺したのではないか?」
やがて、ニックは全米から疑いの目を向けられることとなる。
全米の世論を巻き込みながらもニックの隠された素性を暴き出し、人間性を問題視する報道にエスカレートしていく。
そんな時、ボニー刑事が地下室の暖炉の中から、なぜか燃えきってないエイミーの日記を発見して、彼女の心情と事件との関連が浮き彫りになり、やはり事件への関与はニックが濃厚じゃないかと推測しつつあった。
完璧な夫婦のはずだったニックとエイミー。
やがて、妻の失踪をきっかけに、互いの知らなかった秘密が暴かれていく・・・
ニックは窮地へと追い込まれていくのだが・・・

ギリアン・フリンの全米ベストセラー小説を「セブン」「ファイト・クラブ」のデビッド・フィンチャー監督が映画化したサスペンスミステリー。
出演は「アルゴ」のベン・アフレックと「アウトロー」のロザムンド・パイク。


映像作家としてファンの多いビッド・フィンチャー監督。
この作品は「セブン」のような不快感はないが、映画としてのまとまりのよさが感じられず、何だか不安定な感じしか残らない。
まぁ、それが監督の意図であると思うのだが、僕にはフィンチャーの映画の構成やカメラワークのレベル具合が未だに理解できないので、共感できる感想が浮かばない。

見た目には完璧な夫婦に写るが、ニックは不誠実だしと美貌なエイミーの行動は常識を逸脱している。
誰が嘘をついているのか?
何が真実なのか?
エイミーが失踪した直後のニックの振舞いから予想する物語の展開が、エイミーが回想する綿密な失踪計画の場面以降、サスペンス調だった映画の流れが揺らいでいるよに感じた。
パターゴルフでホールインした時にハシャグ場面、女性のドリンクに唾を入れたりするエイミーの行動が、通常のサスペンス映画の流れとしては違和感があり、見ていて戸惑いはじめた。
見る人によってはサイコスリラーでもあるし、スパイスの効いたある種のブラックなコメディーの要素を含む、いろんな解釈ができる映画ではある。
なお「ゴーンガール」というタイトル、くれぐれも日産のゴーン社長の女を描く映画ではないという事と、“女は怖いよ~”という事を認識できれば、映画を楽しめるとは思うのだが・・・


“結婚とは人生の墓場”と云われている話をよく聞くけれど、
「これが結婚というものよ・・・」という、エイミーの最後のセリフの意味を理解した瞬間には既に手遅れという事を実感するのだろう・・・
まぁ、墓場に入れるだけマシってポジティブに考えるべきなのか・・・、
それとも、一生独身を通すべきなのか?、
ただ、言えることは、結婚をせずに野垂れ死にしたほうが遥かにマシだって思った (゚∀゚)





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■ キーワード
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「君は何を考えている? どう感じている? 僕たちはどうする? これからどうなる・・・?」


「完璧なエイミー」


「シンプルな答えが いつも正しい。
          “私は そう思わない” 」


「ところで 妻の血液型は知るべき?」






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■ 映画の採点  ★★★☆☆
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…




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年末年始

年末年始は都内で過ごしていた。
休みを利用してスキーに行くのを考えていたのだが、
信越方面のスキー場の天候が荒れ模様だったので、ギリギリまで様子見をしていた。
結局、予報通り、大晦日から正月三ヶ日は天候が悪くスキー行きを断念した。

天候が悪くてもスキーは出来るけれど、やはり晴天の中で景色を堪能しながら滑るのが断然いいのだ。
また、クリスマスの数日前から風邪にかかり体調不良に陥ったけれど、栄養剤ドリンクと着膨れ状態の厚着をして早く休むようにしたら、こじらせずに体調回復が早まったのだが、腰痛の症状が未だに残っているのも断念理由ではある。

とりあえず、休みは映画鑑賞と読書をして過ごそうと考えた。

映画は「インターステラー」、「ホビット 決戦のゆくえ」、「ゴーン・ガール」、「フューリー」を見る予定に入れて、7~8冊の本を買い込んだ。
大晦日は都心の家電量販店などを散策して、夕方の早い時間には寝床の車上に戻り、コンビニでチンしてもらったカップ酒をチビチビしながら慎ましい大晦日の夜を過ごした。


年末年始から家電量販店などを散策していたのだが、東芝のノートパソコン「ダイナブック」を購入するかどうか迷い続けていた。

ダイナブック
東芝 dynabook T75 T75/N PT75NP-BHA (http://s.kakaku.com/item/J0000013824/


この「ダイナブック」は、税別のメーカー希望価格が¥180,000で、店頭の表示価格は¥129,800だった。
12月の歳末キャンペーンではタイムセールと称して¥109,800(税別)まで下がってきたので、購入しようとお金を用意して出かけたのだが、気の迷いから購入への踏ん切りがつかなかった。

年が明けて、1月2日の初売りに店頭に出掛けたら、
なんと、なんと¥107,800(税別)に・・・
税込み¥116,424(消費税8%分¥8,624)にヤマダポイント15%(¥17,464円相当分)と、さらに3%ポイントの上乗せで実質価格は¥95,468になる。

もう、ここで買わなければいつ買うの?
と、自問自答と熟慮に熟慮を重ねて、今日こそ購入しようとお金を用意して出かけたのだが、気の迷いから購入への踏ん切りがつかなかった。

結局、初売りセール期間の4日まで、店頭に出掛けては商品の前で購入するかどうかで悶絶し続けた・・・
悶絶、悶絶、悶絶・・・ (ノ_-;)ハア…

何度も家電売場に通い続けて価格の観察を続けていると、生き物のように値動きが変わるので面白い。
だが、買う決断が出来なかった今、後悔している・・・
買っとけばよかったと “o(><)o”くう~!



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ホビット 決戦のゆくえ

ホビット 決戦のゆくえ

原題:The Hobbit: The Battle of the Five Armies
公開:2014/12/13
製作国・年:アメリカ映画・2014年
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:2時25分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2015/1/1  シネマイクスピアリ(S7)

監督:ピーター・ジャクソン
出演:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミテージ、エバンジェリン・リリー、オーランド・ブルーム、リー・ペイス、ルーク・エバンス、ベネディクト・カンバーバッチ、ケイト・ブランシェット、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィービング、ケン・ストット、ジェームズ・ネスビット、イアン・ホルム


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“はなれ山”で眠っていた邪龍スマウグ(声:ベネディクト・カンバーバッチ)を起こしたビルボ(マーティン・フリーマン)やトーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)ら13人のドワーフの旅の一行は、ドワーフの鉱山都市での反撃に失敗していったん退却するのだが、怒りに燃えるスマウグは山の麓にある湖の街を町を襲い始めた。
だが、街を炎で破壊しつくすスマウグは獄炎の中、弓の名手バルド(ルーク・エヴァンス)との一騎打ちによって倒されてしまう。
スマウグが死んだと知った、トーリンらの一行は、遂にドワーフの王国があった「エレボール」の奪還に成功する。
だが、スマウグが居なくなった城内の黄金や財宝を前にして、その財宝の魔力に取り憑かれたトーリンは、仲間に対してこれまでの友情や名誉を捨てた感情に飲み込まれていた。
そうした中、その行為をいさめようとするビルボはある選択をせねばならなくなる。
一方、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)は、悪の存在である冥王サウロンの復活に気付いていた。
サウロンはオークの大群を放ち、その危機にドワーフやエルフ、人間といった中つ国に生きる各種族は、わだかまりを捨てて団結するか、さもなくば滅びるか、究極の決断を迫られる・・・
ガンダルフに“忍びの者”として見出されて、穏やかな時間の流れるホビット庄で暮らしていたホビット族の青年ビルボ・バギンズの急変した運命の旅はいよいよクライマックスを迎える・・・

イギリスの作家J・R・R・トールキンの児童文学小説「ホビットの冒険」を「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソンが「ホビット」シリーズ三部作として映画化した最終作。


ホビット族のビルボ・バギンズが、エルフ、ドワーフ、トロル、オーク、そして人間などが住んでいる妖精や魔法使いが入り乱れる世界で、中っ国を舞台にした国家と世界を舞台にして、“指輪”を所有するに至るまでのファンタジー物語である。

僕は「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」シリーズの原作愛読者でもないし、物語に関する知識もない。
また、この映画シリーズの熱狂的な信者でもない。
だからなのか、映画自体にはワクワク感が全然沸かなかった。
とりあえず「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズをスクリーンで見られなかった後悔があったので、理由のない義務感でこの「ホビット」シリーズを鑑賞した次第なのだ。( 因みに前シリーズを劇場で見れなかった理由は、人生の道を踏みはずして、車上生活を始めた当時は数年間は劇場に足が向かなかった )

前作「ホビット 竜に奪われた王国」で散々手こずった邪悪な竜スマウグの描写を引っ張っておきながら、弓の名手バルドが、あっさりと倒してしまうし、戦闘シーンがダラダラと長い。
無駄に話を膨らませすぎでわざわざ三部作にせずに、前、後編の二部作にしても充分だったと感じた。

黄金や財宝に対する執着と戦争を繰り広げる中で愛と友情、忠誠、使命、そして猜疑心にさいなまれる姿が描かれていくが、キャラクターの名前や役割を全て把握出来ないとこの物語にはのめり込めない。







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■ キーワード
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「はなれ山に近づく者は、宝の山を見て竜の病に侵されるのだ」


「この虚ろな広間に、王冠を擁いてはいるが、中身は王とは程遠い…」


「みんなが黄金よりも家族を愛すれば、世界はもっと楽しい場所になる」


「男がこんな格好をするのも勇気がいる・・・」





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■ 映画の採点  ★★★☆☆
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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