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うまんちゅの惑星

50代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

夏の終わりに聴きたい音楽

夏の終わりに聴きたい音楽

夏の終わり

■  さよなら夏の日  (山下達郎)

■  夏の終りのハーモニー  (井上陽水・安全地帯)

■  少年時代  (井上陽水)

■  夏の終わり  (森山直太朗)

■  夏の日の1993  (class)

■  TSUNAMI  (サザンオールスターズ)

■  真夏の果実  (サザンオールスターズ)

■  夏祭り  (長渕剛)

■  夏祭り  (whiteberry)

■  何も言えなくて…夏  (J-WALK)

■  secretbase~君がくれたもの  (ZONE)

■  Hello, my friend  (松任谷由美)

■  夏をあきらめて  (研ナオコ)

■  夏のクラクション  (稲垣潤一)

■  秋の気配  (オフコース)

■  潮騒  (山下達郎)



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パシフィック・リム

パシフィック・リム


原題:Pacific Rim
公開:2013/8/9
製作国・年:アメリカ映画・2013年
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:2時11分/V/デジタル
鑑賞日:2013/8/16  シネマイクスピアリ(S2)

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、ロブ・カジンスキー、バーン・ゴーマン、芦田愛菜


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突如として太平洋の深海の割れ目から怪獣が現れて、世界各国の都市を次々に破壊していき何百万もの人命を奪い続けた。
世界の滅亡を阻止する為に人類は団結して、特殊な兵器“イェーガー”と呼ばれる人型巨大ロボットを開発した。
“イェーガー”と呼ばれるその人型巨大ロボットは、2人のパイロットが同時に操縦する仕組みで動く。
パイロットは操縦前に、神経ブリッジを通して互いの脳を同調させる“ドリフト”という神経ブリッジを繋ぐプロセスを経て、人間とマシンが一つになって戦闘態勢に入るのだ。
怪獣との戦いで兄を失ってトラウマ状態になっていたローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)は、実戦経験のない日本人の訓練要員生、森マコ(菊地凛子)とパートナーを組んで戦うことになったが、怪獣は出現のたびにパワーを増してきて、その容赦ない襲撃の前に追いつめられてゆくことになる・・・


“普通”の人から見ればある意味立派な馬鹿映画かもしれないが、マジンガーZやゲッターロボを見ていた中年世代も夢中にさせる予想外の面白さで、観終わったあと、神経が昂ぶって眠れなかった。

日本のロボットアニメや怪獣特撮物などのポップカルチャーに影響を受けたギレルモ・デル・トロ監督(「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」)が、巨大怪獣と巨大ロボットの戦いを、レベルの高いVFX映像で描くSF映画。

物語の世界観やバトル描写が細部までこだわり抜いていて、巨大な怪獣やロボットが目の前に存在するかのような重量感とリアリティをもたらす。
ひたすら怪獣とロボットが戦う映画だと馬鹿にされそうで、理解できない人にはやはり理解不能だろう(笑)
この国の男どもは年を重ねても怪獣やロボットに夢中になっている“オタク”が多すぎると常日頃から感じていたのだが、僕がこの映画を楽しんで観ていたのは一体何だろうかと、恥を忍ぶしかない┐(~ー~;)┌
本当は2Dの字幕版で鑑賞したかったのだが、イクスピアリでは字幕版は3Dのみで、2Dは吹き替え版しか対応していなかった。
しかも、21:45の通常のレイトショーに比べて遅い時間帯なのに、吹き替え版しか選択肢が無い。
上映時間の組み方や番組編成の熟慮が無さ過ぎると諦めながら劇場に入った。

予告編で「パシフィック・リム」を見たとき、「トランスフォーマー」の亜流ぽい印象で、地雷臭を感じたので観たいとは思わなかった。
しかし、今年は「オブリビオン」に続いてこの作品も意外な拾い物って感じで、見逃さないで良かった。

パラマウントの「トランスフォーマー」が成功したせいで、ユニバーサルは「バトルシップ」、ワーナーはこの「パシフィック・リム」と、ロボットや怪獣物の企画がされたのだろうと思う。
因みに続編の企画もあるかも知れないと言われているけど、制作費が約2億ドル(200億円)でアメリカ国内での興行成績が1億ドル前後しか上げていない現状から考えると続編はないような予感はする・・・

二人組みの研究者役のひとりバーン・ゴーマンという俳優が爆笑問題の大田光に似ていて、スティーブ・ブシェミのような存在感で生き残りそうではある。
菊地凛子が演じる日本人女性マコの幼少期役で芦田愛菜も数分の出演だが好演している。

「この映画をモンスター・マスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」と、エンドロールの最後にクレジットされていたが、ウチナーンチュとしては亡き金城哲夫氏にも捧げたいと思った。








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■ キーワード
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「復讐とは開いた傷口のようなものだ」


「君はどこで死にたい? ここか、それともイェーガーの中でか?」


「彼らは6年間一度も壁の中に怪獣を入れなかった」


「どこ行った俺の靴は?この野郎!」






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■ 映画の採点  ★★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…




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灼熱のマンピー!!G★スポット解禁!!

8月10日(土)
サザンオールスターズのLIVEに行ってきた。

2008年8月から無期限休業に入っていたサザンオールスターズの活動再開宣言が、2013年6月25日に発表された。
1978年、「勝手にシンドバット」という衝撃的曲でサザンがデビューてから今年は35年目。

「またここでみんなと再会したいです。サザンの屋号を一旦みなさんにお預けしますので、また帰ってくる日まで、また逢える日まで預かっていてください!」と言った2008年8月16日から4日間にわたって行われた「真夏の大感謝祭」のLIVEから5年が経過していた。


人の波


会場の日産スタジアムには活動再開を待ちに待ったサザンファンの人波が途切れずに押し寄せている。

僕はスタジアムに16:00過ぎ到着して、沖縄から2人のサザンファンと、都内在住のその友人と合流して会場に向かった。


日産スタジアム正面


僕たちはアリーナ内の後方Jブロックの席に着いて開演を待ちわびていた。
ただ、混雑と入場システムの混乱と不手際により、17:30開演予定が約1時間も遅れる事態になった。

この日も猛暑で、会場の中は風もなく蒸し風呂のような状態。
正直、シンドイ気分になりかけていた18:20を過ぎた頃に、
「この5年間、私たちにとってひとつだけ足りないものがありました! そうです! このバンド無くしては日本という国がおっ勃ちません! さぁ、いよいよ私たちの前にこのバンドが登場します!」というアナウンスとともに、
ステージ上にサザンのメンバーが現れると、大歓声とともに会場全体が大興奮の渦に包まれながら、ようやくライブの幕が開いた。


舞台


活動再開は嬉しいけど、このモヤモヤ感はなんだろうか?


ラジオ番組で、音楽評論家の萩原健太さんが、サザン復活の感想を以下のように語っていたのを思い出す。

「活動再開は基本的には嬉しい」という前提があるものの、
「これまでも、2年くらい休んでも復活するっていうのが3~4回あり、5年前の無期限休業宣言は、なんとなく限りなく解散に近いかも、という空気が流れていた休業宣言だったので、5年前の日産スタジアムでこみ上げたあの涙はどこにいったんだっていうことですよ・・・」と、再結成に疑問を投げかけた。


たしかに5年前の無期限休業を発表した時、僕も切ない気持ちだった。

休止、復活を繰り返してきて今回の復活である。
ファンの中にもいろんな思いが交錯するだろうと思う。

ホントは10年間の休業後、デビュー40年目の2018年に活動再開したほうが、盛り上がりや有難みのインパクトが大きかったんじゃないかなぁと思っていた。

今回の再結成には所属事務所のアミューズの思惑もあるかもしれないが、
桑田さん自身の食道癌の病気、そして2011年3月11日の東日本大震災という休業期間に経験した状況が、今回の活動再開の理由だったと理解したい・・・


スタンドの観客

主催者発表によるとこの日の観衆は7万人。

大量の紙テープや風船が舞うなか、
蛍を彷彿させる幻想的なイルミネーションと火柱や花火でライブを彩り、
そして、定番の放水をバックに、8月7日にリリースされたばかりの新曲「ピースとハイライト」「栄光の男」「蛍」「人生の散歩道」を含むヒット曲や名曲の数々、全32曲が演奏された。

屋号返還儀式の“ヤゴ”といい、NHK「あまちゃん」のパロディが笑えない・・・
桑田さんのMCも微妙に空回り感を覚えたのは僕だけではないハズだ。


3時間のLIVEは、ほぼ立ちっぱなし状態で、全身汗だくで、まるでエアロビクスをやっているような運動量状態だった(笑)


8月10日、11日の日産スタジアムから野外スタジアムツアーがスタートしたあとは、8月17日、18日の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場、8月31日、9月1日の茅ヶ崎公園野球場、9月7日、8日の豊田スタジアム、そして9月22日の宮城スタジアムまで続き、全9公演で約35万人を動員する予定だそうだ。


横浜日産スタジアムでサザンオールスターズ「復活」野外ライブの初日に演奏した曲目は以下の通り。

1.  
2.  My Foreplay Music
3.  勝手にシンドバッド
4.  YOU
5.  涙のキッス
6.  愛する女性のすれ違い
7.  夏をあきらめて
8.  タバコ・ロードにセクシーばあちゃん
9.  Moon Light Lover
10.  さよならベイビー
11.  愛の言霊
12.  人生の散歩道
13.  栄光の男
14.  ラチエン通りのシスター
15.  NEVER FALL IN LOVE AGAIN
16.  神の島遥か国
17.  慕情
18.  太陽は罪な奴
19.  Bye Bye My Love
20.  真夏の果実
21.  LOVE AFFAIR
22.  涙の海で抱かれたい
23. 
24.  ピースとハイライト
25.  マチルダBABY
26.  ミス・ブランニュー・デイ
27.  みんなのうた
28.  マンピーのG★SPOT
29.  ロックンロール・スーパーマン
30.  HOTEL PACIFIC
31.  いとしのエリー
32.  希望の轍



因みに“神の島遥か国”の演奏は嬉しかった。


LIVE終了後、参加者4人で蒲田駅に移動して、終電時間を超えるまで飲んだけど、宿無しの僕だけは約1時間半歩く羽目になり、寝所に着いたのは深夜3時前。
風のない蒸し暑い中を歩いたので再び全身汗だくで、厚手のジーパンもビショビショ状態。
その場で衣類を脱ぎ捨てて、スッポンポン状態で闇の中を、着替え類を置いてある車まで走り回っていた・・・

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きっと、うまくいく

きっと、うまくいく


原題:3Idiots
公開:2013/5/18
製作国・年:インド映画・2009年
配給:日活
上映時間:2時50分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2013/7/26  シネマイクスピアリ(S15)

監督:ラージクマール・ヒラーニ
出演:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マーダビン、シャルマン・ジョーシー


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インド映画の「きっと、うまくいく」は面白くて元気になれる作品だった。


映画の舞台は、インドの未来を担うエリート学生たちが集まるインド屈指の理系大学ICE。
エンジニアを目指して、国内から集まってきた若き天才たちが競い合うキャンパスで、型破りな行動が目に付くランチョー(アーミル・カーン)と、なんでも神頼みの貧乏学生ラージュー(シャルマン・ジョーシー)、将来はカメラマンの夢を持つファルハーン(R・マーダビン)の三人が珍騒動を巻き起こす青春グラフティ。

“人生はレースだ”
この世に誕生する為に受精するにも、数億の精子が競い合う。
そして、生まれた時から将来は“エンジニアか医師だ”と親から言い渡されるインドの子供達・・・
インドの学歴競争社会への風刺を描きながらも大学生時代と卒業して10年後の物語は、ラージューとファルハーンが行方不明となったランチョーを探す謎解き仕立てが同時進行に描かれる。


インドでは病気で亡くなる人よりも若者の自殺者が多いという報道やコメントを聞いたことがあるほどの競争社会とのこと。
また、数ヶ月前に凶悪なレイプ事件がインドで多発したニュースが大きく取り上げられ、負のイメージが浮かび上がる。
カースト制度があり、格差問題も相当に根深い社会問題を抱えている国の学歴競争が過熱する教育問題の物語を描きながら、笑わせられて、うるうるさせられて、もちろん“歌って踊る”インド映画お決まりのシーンもある約3時間の映画は、少し間違えば拷問になりかねない長さだが、時間を感じさせないくらいに面白くて充実感が満ちている。
映画の構成がうまい!

♪ズビズビズビズビ、パンパーラ、♪ズビズビズビズビ、パランパーン・・・というミュジカルシーンの歌が今だに脳内を駆け巡っている。

登場人物の合言葉“うまーく いーく( ALL IS WELL )”は、うちなーぐちで言うと“なんくるないさぁ~”だ。
歌って踊りながら指笛を吹く場面では、乗りのいいうちな~んちゅが見れば一緒に吹きたくなりそうだ(笑)


ハリウッドを凌ぎ世界一の映画制作本数と観客動員数を誇ると言われているインド映画は、ムンバイ(旧ボンベイ)で製作されることから“ボリウッド”映画と呼ばれ、近年世界的な注目を集めている。

そのインドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなったこの作品は、2010年インドアカデミー賞では史上最多の16部門(作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞・悪役賞・脚本賞・撮影賞・編集賞・歌詞賞・台詞賞・男性プレイバックシンガー賞・音響賞・・・)を受賞。
悪役賞?!、男性プレイバックシンガー賞?!って、ユニークな部門も気になるが、
しかし、4年前に製作された映画なのに、インド映画というだけでの判断なのか?、それともどういう理由があるのかは知らないけれど、一般公開さえ遅れる日本って映画後進国そのものだよねぇ・・・

ところで、ランチョーを演じたインドの大スター、アーミル・カーンは44歳で大学生を演じているが、画面を観ながら日産のカルロス・ゴーン、もしくはMr.ビーン演じるローワン・アトキンソンに似ていると思ったのは僕だけなのかなぁ・・・







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■ キーワード
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「ファルハーン化とラージュー現象」


「うまーく いーく」


「万年筆」





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■ 映画の採点  ★★★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…





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