

原題:Jack Reacher
公開:2013/2/1
製作国・年:アメリカ映画・2012年
配給:パラマウント
上映時間:2時10分/CS/デジタル
鑑賞日:2012/1/13 イクスピアリ(S8)
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、ロバート・デュバル、ベルナー・ヘルツォーク
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アメリカ、ピッツバーグの郊外で、白昼に5人が射殺される事件が発生した。
現場に残された証拠から、警察は元米軍のスナイパー、ジェームズ・バーを容疑者として逮捕した。
黙秘を続けるジェームズ・バーは“ジャック・リーチャーを呼べ”と要求したあと、護送中に襲われて昏睡状態になった。
事件捜査担当刑事のもとに、かつて米軍で秘密捜査官を務めていた一匹狼で伝説のジャック・リーチャー(トム・クルーズ)が姿を現す。
やがて、ジャックは無差別殺人事件の裏に潜む陰謀の真相をあぶりだしていくのだが・・・
イギリス人作家リー・チャイルドによる17作に及ぶ“ジャック・リーチャー”シリーズのベストセラー小説を、「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家クリストファー・マッカリーが監督&脚本で映画化したハードボイルドサスペンス。
まるで、スティーブン・セーガル的な映画と思って、構えて見なければ特に悪い映画ではないのだけれど・・・。
冒頭の狙撃シーンや、自らの指を食いちぎれと犯罪組織内の制裁シーンなど緊迫感ある描写がある一方、クスッと笑える場面設定が数箇所あるのだが、この映画の流れで果たして効果的なのか今一解らない。
ロバート・デュバルやベルナー・ヘルツォークといった脇役は光るけれど、弁護士役のロザムンド・パイクに華がないし、音響のみが派手なカーアクションも特に見所がない。
売り出しの新人役者でも十分に通用する題材で、B級映画として普通に面白い映画なのだが、何故トム・クルーズが演じるのか理解に苦しむ。
宣伝文句にある“トム・クルーズ 新シリーズ誕生!”といっても、
全米公開前に、小学校での銃乱射事件の影響もあって、トム・クルーズにとっては興行成績や評判ともにツキから遠ざかる巡り合わせになってしまい、今後の続編製作はかなり厳しいと思う。
尚、GWに公開予定のトム・クルーズ最新作「オブビリオン」も、予告編を見た印象だと、何だかなチープな空気感が漂っているので、厳しい興行が予想できる。
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■ キーワード
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「1968年」
「ジミー・リース」
「囚人人間」
「先入観を持たずに犯人も犠牲者も見直せ」
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■ 映画の採点 ★★★☆
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備考
100点満点で点数は★20点 ☆5点
★★★★★ 有数の傑作
★★★★ 見逃せない
★★★ 見応え充分
★★ 話題作だけど…
★ ダメだ、こりゃ…
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