うまんちゅの惑星

40代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

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アンストッパブル

アンストッパッブル


原題:Unstoppable
公開:2011/1/7
製作国・年:アメリカ・2010年
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:1時間39分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2011/1/28  シネマイクスピアリ(S8)

監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン


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大量の化学物質と発火燃料を積んだ全長800メートルの貨物列車が、些細なミスにより無人で暴走し始めた。
時速160Kmに達した暴走列車は線路上の障害物を粉砕しながら、人口密集地域に向けてばく進し続けた…
近くの線路上にいた勤続28年のベテラン機関士のフランク(デンゼル・ワシントン)と新米のウィル(クリス・パイン)の二人の男は、その暴走貨物列車を止める為に走り出すのだが…。

2001年5月、アメリカのオハイオ州で実際に起きた無人暴走の鉄道事故をベースにした実話の映画化。
この無人列車暴走のニュースは僕も覚えている。

映画はベテラン機関士と新米青年の私生活に不安を抱えている事情を交えつつ、貨物列車の暴走を止める単純なストーリーだ。
鉄道オタクが観ると、暴走する重厚な鉄の塊だけでもアドレナリン爆発の興奮度で観れただろうけれど、あいにく僕の感想はなんとなく冷めた感じしか浮かばなかった。

間違いなく大抵の人達が鑑賞すればほとんどが面白い映画だ!と言いそうな娯楽作品である。
しかし、上映時間1時間39分、映画のテンポは暴走列車のように早いけれど、会話や映像が印象に残らないのだ。
元々僕は、トニー・スコットの作品に特徴的なカメラアングルと、編集の荒っぽいところが好きになれないのがあったけれども、それなのに何故素直に満足できなかったのだろうか?、という自分自身の感性に対して妙な苛立ちさえ覚えるのだ (TдT)

君の好きなラブシーンやエロティックシーンが無いからだろう?と言われそうだが、それだけは断固違う!と反論したい p(・∩・)q

素直に映画を楽しめるどうすればいいんだろうか?
処方箋の鍵は“フーターズ”かもしれない。
昨年末に東京にもオープンしたという「フーターズ」に行ってみるか?と誘われたら“フーターズ”返事で、違った、“二つ”返事でOKしたい ヾ(^o^;)



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■ キーワード
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「一度ほつれた糸はどんどん広がっていく。しかし元に戻せるのは君次第だ」


「ここは老人ホームの流儀?」


「分からない事があれば必ず聞いてくれ」





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■ 映画の採点  ★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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キックアス

キックアス


原題:Kick-Ass
公開:2010/12/18
製作国・年:アメリカ、イギリス・2010年
配給:カルチャー・パブリッシャーズ
上映時間:1時間57分/CS/DOLBY・SRD
鑑賞日:2011/1/21  シネマイクスピアリ(S3)

監督:マシュー・ヴォ-ン
出演:アーロン・ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ニコラス・ケイジ、クロエ・モレッツ、エリザベス・マクガバン、マーク・ストロング、デボラ・トゥウィス、ギャレット・M・ブラウン


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主人公は高校生。
貧乏でいじめられっこ。
時々エロい妄想をしながらもコミックオタクの彼はアメコミのヒーローに憧れる。
彼は“特別な力はなくても正義を愛する心があれば誰でもヒーローになれる”という思い込みで、通信販売で購入したダサい衣装のコスプレを身に着けて正義の為に立ち上がる(笑)
ある日、夜道を歩きながらギャング同士の争いに巻き込まれるがめげずに戦った様子を携帯で撮られ、その映像がユーチューブやネットで取り上げられて話題になる。
大怪我を負いながらも気をよくした彼は、赤ん坊の頃からビックダディ(ニコラス・ケイジ)に殺しの数々を教わった少女、ヒットガール(クロエ・モレッツ)の親子と出会うが…


タイトルの「キックアス」はケツを蹴ると言う意味だが、主人公が名乗るヒーロー名に掛けていて、スーパーマンのような正統なヒーロー映画のような期待で観ると、そのイメージが粉々に吹き飛ぶ、純真な少年少女の鑑賞厳禁の血ゴーゴーな映画だった(笑)
モリコーネのBGM「荒野の用心棒」をバックにヒットガールの過激な殺戮とバイオレンス描写炸裂はタランティーノも狂喜乱舞しただろうか?

当初、この作品は日本国内の上映が危ぶまれていたが、
“ホテルルワンダ”や“ハングオーバー”の時のようにラジオやコラムで活動中の町山智浩氏らの後押しで公開の運びになった。
もちろんR指定である。

「誕生日プレゼントに子犬が欲しい」とヒットガールが言うと、パパのビッグダディの表情が曇ると、「冗談よパパ、バタフライナイフが欲しいわ」と、言うように、ビッグダディとヒットガールの数々のブラックな会話に苦笑いするが、10歳前後の少女がギャングどもを殺しまくる殺戮の数々を、ロック系のBGMに乗せて面白くスタイリッシュに展開するバイオレンス描写に対して、何の抵抗もなく観ている自分の頭の感覚麻痺に気づかない怖さを感じる。

倫理的に頭で考えれば不快な映画である。
“まぁまぁ、そう硬いこと言わずに映画を楽しめよ”とこの映画にはまっている者たちには言われそうだが、僕のツボには響かなかった。
僕もティーンの頃に鑑賞すれば、当時“マッドマックス”を見た時のような衝撃にハマッタかも知れないが、何故、この映画を楽しめなかったんだろうかと色々と考えを巡らせてみたけれど、理由が浮かばない。
物語に共感する何らかのスパイスが足りなかったのかも知れない。
もちろんこの作品を見た後では“マッドマックス”が幼稚に見えるけれど…

ちなみに「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(青少年育成条例)の改正案は昨年可決されたけれど、青少年に与える性描写とバイオレンス描写はどちらの方が影響が大きいのだろうか?と、石原慎太郎にこの映画の感想を聞きたいなぁと、ふと思い浮かんだのは確かだ。





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■ キーワード
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「何故現実にスーパーヒーローが存在しないのか?」


「大いなる正義の力を持たない者には責任がないのか?」


「“パパ、思っていたより銃弾は痛かったよ”“練習の銃弾は火薬を減らしていたからね。”“パパは世界一優しいパパだわ”」


「“あの子に惚れたぜ!”“まだ11歳くらいだぞ”“あの子が大人になるまで俺は童貞を守る!”“誰から守るんだよ”」





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■ 映画の採点  ★★★
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備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…




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採点の修正(2010年)

2010年に鑑賞した映画の採点を見直した。

相変わらず辛口かなぁ、と思いながらも、年間を通して一番の作品を中心に、 相対的に再度、評価しなおした。


昨年は何と言っても「アバター」が火付け役となり、多くの3D映画が公開された年だった。
ただ、僕的には「アバター」を見てさえも3D映画に対しては今後も見たいと言う気持ちにはなれなかった。
メガネを通しての画面の色彩の無さや、鑑賞後の疲労感、そして料金の割高感等、どれも新世紀の3D映画に対しては期待感が高かっただけに満足することは出来なかった。
画面のクリア差や音響面で印象に残るのは「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」で初のデジタル4Kを体験したこと。
フィルム上映のざらつき感がなく、想像以上の画質と音響に、ある意味3D映画よりはちょっとばかり驚いた(笑)

鑑賞本数は前年より5本減少した。
今回の採点修正では5星は1本も無かったが、前年に比べてブレ具合は減ったかもしれない。


※()内は鑑賞日とその時の旧採点
赤色の採点は上位ベスト3




アバター ★★★☆☆
(2/1 ★★★☆☆)


カールじいさんの空飛ぶ家 ★★★☆
(2/10 ★★★☆☆)


インビクタス/負けざる者たち ★★★☆☆
(2/27 ★★★☆☆)


シャーロック・ホームズ ★★★☆☆
(3/22 ★★★☆☆)


マイレージ、マイライフ ★★★★☆
(4/2 ★★★★)


第9地区 ★★★★
(4/23 ★★★★)


ハート・ロッカー ★★★☆
(5/1 ★★★☆)


プレシャス ★★★
(5/7 ★★★)


アリス・イン・ワンダーランド ★★★★☆
(5/22 ★★★★)


孤高のメス ★★★★☆
(6/12 ★★★★☆☆)


アイアンマン2 ★★★
(6/25 ★★★☆)


マイケル・ジャクソン THIS IS IT ★★★★
(7/9 ★★★★)


必死剣鳥刺し ★★★
(7/24 ★★★)


告白 ★★★★
(8/6 ★★★★)


インセプション ★★★
(8/13 ★★★)


アラビアのロレンス ★★★☆☆
(9/15 ★★★☆☆)


ナイト&デイ ★★★
(10/9 ★★★)


エクスペンダブルズ ★★★☆
(10/23 ★★★☆)









備考
100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…



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あ、うん

あ、うん


向田 邦子 著


■ISBNコード: 4-16-727720-4
■判型/総ページ数: 文庫/233ページ
■価格: 438円(税別)
■発売年月日: 2007年8月15日 第5刷
■発行元: 文藝春秋







向田邦子の本を手に取るのは初めてである。
この物語はテレビ化と映画化もされているけれど、原作同様未見である。

物語は昭和初期の太平洋戦争をひかえた世相を背景に、戦友同士の水田仙吉と門倉修造との友情、門倉が水田仙吉の妻たみへの思慕を軸に、家族、父親、友情、恋愛が描かれる。

たみと君子、そして少女から大人へ成長するさと子の女たちのしぐさや表情が目に浮かぶ。
文体からはある種の艶が漂う。

仙吉と門倉を見て、神社の鳥居に並んだ一対の狛犬あ、うんのようだと、仙吉の父、初太郎が言うけれど、
「おかしな形はおかしな形なりに均衡があって、それがみんなにとってしあわせな形ということも、あるんじゃないかなあ」
とあるように、水田仙吉とその妻たみ、門倉修造それぞれは己の感情を理性で抑えながら、三人は微妙なバランスを保っている。
しかし、仙吉の娘さと子の観察力から語られるように三人の大人達はある種卑怯な存在として浮かび上がる。

友人が自分の妻に思いを寄せているのを知りながら、仙吉という男には嫉妬心という感情がないのか、僕には仙吉という男の気持ちが理解できない。

人間だから心は常に変化していくと思う。
そして、いつかはこの三人のバランスは崩れると思うが…

この物語の三人それぞれの感情が微妙であるだけに、読み終えてどこか心の襞に引っかかるんだよなぁ。
と、そう思う僕は、ほんとに純真ではないんだよなぁ (゚ー゚;

ちなみに
映画版では高倉健、坂東英二、富士純子で映画化されていたのは頭にあったので、高倉健が水田仙吉役で、坂東英二が門倉修造というイメージを重ね合わせて本書を読み進めていたのだが、実際の配役は逆だという事を知り、映画版も気になるところではある。






印象に残るキーワード



「おとなは、大事なことは、ひとこともしゃべらないのだ」

「おかしな形はおかしな形なりに均衡があって、それがみんなにとってしあわせな形ということも、あるんじゃないかなあ」

「早く、追っかけてゆきなさい」






本書の採点  ★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  読み応えあり
★★★   まぁまぁかな~
★★    思ったより期待はずれ
★     ダメだ、こりゃ~


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