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うまんちゅの惑星

50代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

アイアンマン2

アイアンマン2


原題:Iron Man 2
公開:2010/6/11
製作国・年:アメリカ・2010年
配給:パラマウント
上映時間:2時間4分/CS/SDDS
鑑賞日:2010/6/25  イクスピアリ(S5)

監督:ジョン・ファブロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、ミッキー・ローク
    スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン





トニー・スタークは米国政府と取引する巨大軍事産業の最高経営者でありながら天才的頭脳を持つけれども、女好きで、酒好き、ジャンクフード好きでお茶目なナルシストで、尖がりすぎた性格を持つ40代の中年男。
テロリストに拉致され、九死に一生を得て自ら開発したパワードスーツマシーン�アイアンマン�で世界中の悪に戦いを挑み、自らがアイアンマンであることを世界中に明かしてしまう。
しかし、パワードスーツの動力源であり自身の胸に埋め込まれている生命維持装置、アーク・リアクターの悪影響により、血液中毒素が高まり、身体を急速に蝕んでいた。
さらに米政府からはパワードスーツの没収を命じられる一方で、ライバルの武器商人達の暗躍と、アイアンマンを凌ぐパワーを持ち、激しい憎悪を持つロシア人、ウィップラッシュが現れ、新たな試練がアイアンマンに襲いかかって来た…



「アイアンマン2」には期待していた。
前作は、大人の鑑賞に堪えうる遊び心満載の要素を持った、あまりにも痛快で面白い映画だったからだ。

しかし、アイアンマンの性能はパワーアップして派手な見せ場はあるけれども、前作にあったワクワク感が無く、映画の面白さはパワーダウンしていた。
前作でテレンス・ハワード演じる黒人大尉役がドン・チードルに変わっていたのも、僕的にはかなり違和感があったなぁ (ノω・、)

前作公開から2年たらずで、製作を急ぎすぎたせいなのか、荒っぽさが目立ち、ストーリー展開にアメコミマニア以外には伝わらない要素の詰め込み過ぎ感も否めず、キレがなくて映画が長く感じた
(僕の映画批評もキレがなく、長ったらしい文だね、とよく言われていますが… (;^_^A … )


主役のアイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jr.は薬物におぼれて俳優生命を失いかけていたし、「レスラー」で見事にスクリーンに返り咲いたミッキー・ロークも痛々しい苦労人で、この映画はある意味敗者復活ショー的に見るのも面白い。
僕も尖がりすぎた性格のおかげで、谷底めがけて人生を転げ落ちている最中で、まだどん底は確認できていないけれど、彼らにあやかり、前向きに、ささやかな夢を見たいなぁとは少しは思う (o(=´ー`=o)


因みに、前作「アイアンマン」の映画採点は ★★★★☆☆ だった。





キーワード


「別れた妻」


「未来の鍵はここにある」


「オムレツ」


「尖がったやつは扱にくい」







採点 ★★★☆



備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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意外に凛々しい

川口市安行原のシーサー

川口市安行原の道路脇の住宅で発見。

赤色の模様のせいなのか、小さな形の割には凛々しく見え、
玄関周りを引き立てているような気がしています。


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孤高のメス

孤高のメス


原題:孤高のメス
公開:2010/6/5
製作国・年:日本・2010年
配給:東映
上映時間:2時間6分/V/DOLBY・D
鑑賞日:2010/6/12  渋谷TOEI1

監督:成島出
出演:堤真一、夏川結衣、吉沢悠、中越典子、成宮寛貴、余貴美子、生瀬勝久、柄本明





銀座で見るつもりで出掛けたのだが、劇場窓口には字幕版での特別上映と表示されていた。
前に「笑う警官」の字幕版でストレスの溜まる鑑賞になったので、この日の鑑賞は諦めようと思いはしたが、晴れた週末の土曜日に、一人で寂しく過ごすことを考えると、絶望的で哀れになりそうだったので急遽、同じ映画を上映している渋谷の劇場に向かった。


物語は
1989年、簡単な外科手術もまともに出来ず、誤診や学閥意識で体裁ばかりを気にするある地方都市の市民病院に、外科医の当麻鉄彦が赴任してくる。
優秀な外科医である彼の強い信念が患者と家族の願いを繋ぎ、困難なオペを成功させる姿勢はやがて、最善を尽くさぬ医師や、やる気を失っていた看護士や職員の情熱を取り戻し、病院の実態に変化と影響を与えていく。
一方、当麻の存在を疎ましく思う医師がいた。
そんな中、病院を支えてきた市長が倒れ、当麻は法律で禁じられていた前例のない脳死肝移植をすべきかどうかの選択を迫られる…

堤真一主演で大鐘稔彦のベストセラー小説を、仕事に疑問を抱いていた看護師、中村浪子の視点で映画は語られる医療ヒューマンドラマ。



ふらりと寂びれた町にやってきた一人の天才外科医、当麻鉄彦の描き方はまるで西部劇のヒーローを見ているような気分になれる。

地域医療の問題や脳死による臓器移植など、この映画の背景にある現代医療の根深い問題の要素もあり、見る人によっては問題意識にズレを感じるテーマ性が浮かび上がるけれども、堤真一、夏川結衣、余貴美子の好演、描かれる手術シーンのリアリティさ、そしてシンプルなストーリー展開が良い。

誰にも左右されない信念を持ち続ける主人公の熱さに共感できれば、深く感動に浸れる。
看護師、中村浪子の切ない想いや余貴美子演じる母親の感情が僕のツボに響き、涙がとまらない鑑賞になった。


しかし、堤真一の好演はいったいなんなんだろう?、
自然体あふれる彼の演技から感じるのは、この人の持つ人間性が醸し出すんじゃないのかなと穿った見方をする。
評価しすぎかなとも思うが… (*^-^)






キーワード


「都はるみ」


「命のリレー」


「あっちの方とは、どっちのほうでしょうか?」


「先生のオペには気負いもてらいもない。正確で緻密な作業をコツコツ積み上げていく…私の日記から愚痴が減っていく…」


「君は素晴らしいナースでした」







採点 ★★★★☆☆



備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…


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