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うまんちゅの惑星

50代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

白馬コルチナスキー場

愛と希望を求めて
昨日の土曜日、今年3回目のスキーに行ってきた。

ちなみに僕の言う愛と希望とは、今シーズンこそ“ゲレンデの恋”で麗しき女性と出会うこと。
その日を堺に、僕の人生が変わるハズだ…  たぶん  きっと




目指した場所は、長野県北安曇郡小谷村にある「白馬コルチナスキー場」で、
初めての利用である。

東京を深夜3時20分に出発。
中央道を走行中に、山々を照らす満月の月光が神秘的に感じる。
月光が僕の、魂の奥底に眠っているワイルドな気持ちを昂ぶらせているようで、顔つきも狼のようで、腕や胸元を見ると毛深くなっているようだ
(え、元々毛深いだろうって?ハイ、そういう解釈もありました(笑))



白馬コルチナスキー場」は、長野自動車道豊科ICより国道148号を、糸魚川方面へ約70分の距離で、白馬スキーエリアの最北に位置しており、スキー場は標高が高くて、豊富な雪の量と最高の雪質を誇るらしい。

午前8時45分にスキー場へ到着して、
今日こそ奇跡が訪れますようにと、祈りをしてから準備をした  (m。_。)m オネガイシマス


コルチナ入口

ゲレンデにあるホテルグリーンプラザ白馬は、欧米のスキーリゾートのムードが漂う。
その西洋風ホテルの赤い屋根を眺めていると、まるでジャック・ニコルソンが存在していそうで、映画「シャイニング」での、狂気の姿を思い浮かべてしまう(笑)



ゲレンデ

ゲレンデは池の田、わらび平の2つのエリアに分かれており、スキー場全体で17のコースで、リフトは7機が稼動していた。

板平コースより

ゲレンデの状態はパウダースノーで、コースのコンディションも最高。
この日の天気は、ほぼ快晴で風もなく、気温もお昼にかけて上昇して暖かく、
1400mの頂上からは北アルプス連峰、妙高連峰の絶景が眺められ、最高の1日であった。

スキーだよりを眺めていると、今年の白馬方面の積雪量は、年末年始からの大雪で3m越えもあり、今日現在、北海道よりも多いようだ。

第四ペアリフト

ゲレンデもそんなに混雑はしていないので、他のスキー場に比べても気分は楽だ。
(その分、出会いの確率は減るのだが…)
ゲレンデ前の第二クワッドリフトは混んでいて少々並ぶが、それ以外のリフトは空いていて待ちもない。




コースは林道を除くと全体的に幅広で、ビギナー向けにはいいのだが、滑ってみて思ったのは、意外に傾斜がきつくて油断できない印象を持った。

上級者コース

とりあえず、全コースを滑ったけれど、コース案内地図にある“超”上級者向けの「ジャイアントコース」と「稗田山コース2、3」は、滑るというより落ちていく感覚で久々に恐怖感を覚えた。

稗田山コース2

この写真は「稗田山コース2」の上部からだが、降りている最中に怖くなって、
神様に、「もう麗しき女性との出会いは求めませんので、怪我がないように滑らせて下さい」と祈った ( ̄十 ̄)アーメン・・・




ランチは、わらび平ゲレンデにある“WARABI”という店で“ワイルドライスプレート”を注文。
料金は¥1000。

ワイルドライスプレート


男一人でランチを食っている姿は、強がりを見せていても寂しい(笑)
混んできた店内に一人でいることが惨めになり、できるだけ哀愁を見せずに店を出た…
決死の覚悟を持って、白銀のコースを滑りまくる為に… 力の続く限り…
(前回と同じフレーズが続くのは、お約束事なのでご勘弁のほどを… (;^_^A (汗)・・・)



ところで、ゲレンデやホテル内のスタッフのホスピタリティいっぱいの対応には感心する。
ここのスキー場は、なかなか評判を聞かないので、どうなんだろうと思っていたけれど、滑り終えた感想は来て良かったと思うし、今度は是非宿泊で利用したいとも思う。



結局リフトの利用回数は27回で、目一杯滑りまくった (゚ρ`)ァー ツカレタ



午後5時過ぎにスキー場を出て、
ゲレンデ前のホテルにある大浴場「奥白馬温泉(白馬コルチナ 美人の湯)」へ
入浴料は1000円。

ここの風呂はクアハウスのようにとても大きく、ジャグジーや檜風呂や展望岩風呂等浴槽は5つ、サウナもミストサウナとドライサウナが有り充実した作り。
泉質は炭酸水素塩泉で、加熱+循環は確認できなかったけれど、湯の臭いは無臭で肌触りは若干ヌルヌル感があり、月光のせいで、若干成長した体毛には、なかなかいい湯である (*^m^*)


尚、ここのゲレンデでも、麗しきの女性との出会いはなく、淋しい背中姿を隠しながら一人、東京へ向けて午後7時15分にスキー場を跡にした。

心身の疲れのせいで、中央道のPAで仮眠をとり東京へは早朝6時40分に到着した。
しかし、時間にもお金にも余裕のあるスキーライフを送りたいものだ・・・( ̄  ̄;)


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不審者を監視しています

入間市南峯のシーサー

入間市南峯の倉庫の事務所の入口で発見。

うれしくなって、写真をとりました(笑)

土産で買ってきたのだろうか?
それとも沖縄出身者がいるのだろうか?







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戸狩温泉スキー場

愛と希望を求めて
昨日の土曜日、今年二回目のスキーに行ってきた。

ちなみに僕の言う愛と希望とは、今シーズンこそ“ゲレンデの恋”で麗しき女性と出会うこと。
その日を堺に、僕の人生が変わるハズだ…  たぶん
(※げれんの恋ではありません)



場所は、長野県飯山市にある「戸狩温泉スキー場」で初めての利用である。

東京を深夜3時35分に出発。

上信越道豊田飯山ICから国道117号を野沢温泉方面へ約20分の「戸狩温泉スキー場」へは8時50分に到着。

戸狩温泉スキー場入口

年末年始からの大雪で、豊田飯山ICからスキー場への道のりは、除雪車が通り、道端の雪も山のように、まるで雪国の風景。


ペガサスゲレンデ
戸狩温泉スキー場」は、千曲川を眼下に、仏ヶ峰の東斜面に広がるスキー場は標高が1200mで雪質も上々。

ゲレンデはぺガサス、カシオペア、オリオンの3つのエリアに分かれており20のコースにリフトは8機が常設。



この日の天気は午前中が薄曇のなかに僅かに青い空が垣間見えて、滑り終わる午後には強めの雪が降り始めたので、まぁまぁの1日であった。

眺望

初めて利用する場所って、出掛けるにもなかなか億劫になりがちで、この日もあまりウキウキ気分ではなかったが、
ゲレンデの状態はパウダースノーで、コースのコンディションも最高に近いし、ゲレンデもそんなに混雑はしていない。
メジャーなスキー場とは違うローカルな表情を持ち、来て良かったと思う。


大盛りソースカツ丼
ランチは、ペガサスゲレンデにある“星フル降るレストラン”という店で“大盛りソースかつ丼”を注文。
料金は¥1000で、なかなか食べ応えがあり、他のメニューも料金のほうがわりとリーズナブルで好感がもてる。




男一人で大盛りソースかつ丼を食っている姿は、強がりを見せていても寂しい(笑)
混んできた店内に一人でいることが惨めになり、決死の気持ちでコースを滑りまくる…力の続く限り(笑)



結局リフトの利用回数は丁度30回で、目一杯滑りまくった (゚ρ`)ァー ツカレタ



午後5時にスキー場を出て、
ゲレンデから徒歩1分のところにある露天風呂を備えた共同浴場「戸狩温泉(暁の湯)」へ

暁の湯

入浴料は500円。

施設自体それほど広々ではないけれど、内風呂は8~10人が入れば窮屈感があるが、木造の天井が高く、圧迫感はない。
露天風呂もなかなかいい湯で、明るい内には田園風景が眺められて眺望もいいらしい。
休憩場は7~8人が雑魚寝できる程度の畳間と、テレビが置いてあるスペースがある。

泉質はアルカリ性単純温泉で、加熱+循環と表示されているが、湯の臭いは若干硫黄臭があり、肌触りも悪くはない。
内風呂のほうは少々熱めだが、心身の疲れには程ほどにいい。

露天風呂に入ると夕方から降り始めた雪を浴びながらの雪見浴となった。



尚、麗しき女性との出会いはなく、淋しい背中姿を隠しながら一人、東京へ向けて午後7時に温泉を跡にした。

スキー疲れなのか、それとも出会いのないせいでの心身の疲れのせいか、途中何度かの仮眠をとりながら、東京へは早朝5時45分に到着。



ちなみに
これから眠るので、見る夢も“白日夢”であろうか…


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権力闘争

♪新聞なんかいらない 肝心なことが載っていない♪

これは、宇多田ヒカル「BeautifulWorld」の一節だけれど、ここ最近の報道姿勢には、歌詞の通り呆れるばかりである。


これまで新聞は何をしてきたのだろうか?


検察による民主党と小沢潰しが、明らかに露骨で暴走気味と感じる人は、マスコミ関係者が想像する以上に多いんじゃないかなぁと思う。

今回の小沢一郎を巡る騒動は、事の本質に疑問を持つ意識がないと、報道に洗脳されかねない危険な状態だと思う。

小沢vs検察の裏には、単純に考えて、民主党による改革に危機感を持つ官僚機構の抵抗と、一部の宗教関係者や、我こそ正義のジャーナリズムと勘違いしている連中の権力闘争だろう。

昨年の選挙前に「西松建設問題」で、政府高官が「本件は自民党に捜査は及ばない」と言っていた通り、結局自民党関係者に対する捜査も、マスコミ報道も、うやむやなままだ。

リークによって世論を形成することは検察の目論見通りになってきたようだけれど、ネットの普及により、報道されるニュースに対して、疑問を持つ人々は確実に増えてきている。
伝える事の意味、事実と真実を理解して報道して欲しいけれど、既存の大手報道メディアは、自分達に迫っている深刻な状況が分からないのだろうか?

まぁ、検察の方も、心底焦っているのだろう。

しかし、誰が見ても小沢一郎の見た目は「悪代官」のような悪い人相だから、検察から執拗に狙われているんだろうなぁ(笑)

細川政権崩壊後に小沢一郎がメディアで語っていたことを思い出した。
それは「幕末から明治への日本の近代化には、十数年の歳月を要したことを考えると、今は始まりに過ぎない」と…


僕は、小沢一郎が好きでもないけれど、政界にいるはずもないクリーンな人材なんて探すより、アクの強い小沢一郎に、強いビジョンとリーダーシップがあり、国の未来に希望を見出せるなら、今回程度の事件でも僕なら許せる(笑)


「清濁併せ呑む」

若い頃の正義感溢れていた自分なら許せないことでも、サラリーマン時代に社会や会社に矛盾を感じた頃、上司に「清濁併せ呑む」を説かれたのを懐かしむとともに、僕も立派な大人になったんだなぁと思う。
汚れてしまったとも言うが…(笑)


僕の深読みかもしれないけれど、この小沢vs検察の戦いの結果は、
日本の将来に与える影響は意外に深刻で、簡単に考えないほうがいいと思うけれど…


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DVDが三枚で3000円 (その2)

昨日の土曜日はスキーに行く予定をしていたが、
完全に寝坊してしまった…(T△T)
疲労のせいか、予定していた時間に起きれずに悔しい。

この季節、体調を崩してしまうと症状が長引きそうなので、
行けるときにいっとかないと、シーズンを無駄に過ごしかねないと思う。
しかし、昨日まで信越方面は天候も悪く、大雪で状況が読めなかったので結果的には行かなくてもよかったのかな…?!


そんななか、近くの新星堂で掘り出し物を衝動買いした。

DVDが三枚で3000円 B

スターウォーズのエピソード4~6の三部作と、インディジョーンズのシリーズ4作品をまとめて、定価16170円のところを、“DVDが三枚で3000円”のキャンペーンを利用して7000円に也。

買っても見れる環境が無いにもかかわらず、この値段ならやはり手に入れておかねばと、財布の中身も確認せずにいる、お買い物中毒な僕は怖い ( ´△`)アァ-




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今シーズンの初滑り

これまでのわが人生を振り返ると

人生そのものが滑りっぱなし。

ギャグも滑りっぱなし。

…ということで、今年こそ、今年こそ、愛と夢を求めて、と願いつつ、
昨日の日曜日、今シーズン初めてのスキーに行ってきた。


場所は、長野県南佐久郡佐久穂町にある「八千穂高原スキー場


メルヘン街道
東京を4時20分に出発。
佐久ICから国道141号を清里方面へ向かい、途中、国道299号(メルヘン街道)に入り、「八千穂高原スキー場」へは8時50分に到着。

ちなみに、メルヘン街道だが、途中、メルヘンな出来事は起こらなかった…





八千穂高原スキー場」は、
北八ヶ岳の東斜面に広がるスキー場は標高が1800mで雪質も上々。
穴場的なスキー場で、ゲレンデもそんなに混雑はしていない。
スキーシーズンの始まりは、感覚を取り戻すつもりで、ここからスタートするのが僕にはいい。

八千穂ゲレンデ

この日の天気は午前中が薄曇で雪が舞い、午後には僅かに晴れ間が見える程度に回復するが、多少寒かった。

八千穂コース上

しかし、昨年に比べると思った以上のパウダースノーで、コースのコンディションも最高だった。
係員に聞くと、やはり昨年よりは積雪量があり、まぁまぁの状態だとのこと。



カツカレー

ランチは、ゲレンデにある“モンブラン”という店で“カツカレー”を注文。
料金は¥1280
男一人でカレーを食っている姿は、強がりを見せていても寂しい(笑)





混んできた店内に一人でいることが惨めになり、再びコースを滑りまくる。
力の続く限り(笑)



とんこつラーメン
滑りまくったせいか、午後三時過ぎには再び腹が減ってきたので、再度“モンブラン”という店で“とんこつラーメン”を注文。
料金は¥1000

男一人でラーメンを食っている姿は、強がりを見せていても、やはり寂しい(笑)



そう考えると再び惨めになり、再びコースを滑りまくる。
力の続く限り(笑)


結局リフトの利用回数は29回で、目一杯滑りまくった (゚ρ`)ァー ツカレタ




午後4時半過ぎにスキー場を出て、
国道141号に向けて松原湖高原線を下っての途中にある「八峰の湯(ヤッホーの湯)

八峰の湯

入浴料は500円。

食事や休憩も気軽に利用できる日帰り入浴施設で、それほど広々な浴場ではないけれど、内風呂も露天風呂もおすすめの温泉である。



今シーズン初滑りの、心身の疲れを洗い流して、東京へ向けて温泉を跡にした。




夜11:20、東京着。



各地のスキー場情報をみていると、このところの大雪で、当初心配されていた積雪の状況も昨年よりは良好そうなので嬉しい限りだ。

長いようで短いシーズンの幕開けだが、気軽に今シーズンのスキーライフを楽しんでいきたい。



ちなみに
昨夜はメルヘンチックな夢は見られなかったことだけは書き留めておくことにして…



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採点の修正 2009

2009年に鑑賞した映画の採点を見直した。

辛口かなぁ、と思いながら採点をつけてきた昨年も悩んだ。
昨年も当初、五星は1本も無かったが 、年間を通して一番の作品を中心に、
相対的に再度、評価しなおした。


昨年はやはりイーストウッドの良さを改めて知った。
「グラントリノ」や「チェンジリング」は、若いころの自分には多分作品の良さがわからなかっただろうと思う。
反面、「トランスフォーマー」のような映画にも喜べる僕は、融通のきかない堅物ではない、少年のような心を持っているということでしょうか…(笑)


※()内は鑑賞日とその時の旧採点
赤色の採点は上位ベスト3






レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで  ★★★☆
(1/29 ★★★☆☆)


                      相棒 劇場版  
                      (2/22 ★★)


ベンジャミン・バトン/数奇な人生  ★★★☆☆
(2/25 ★★★☆☆)


                   チェンジリング  ★★★★☆☆
                   (3/19 ★★★★)


釣りキチ三平  ★
(3/29 ★★)


                        ウォッチメン  ★★★☆☆
                       (4/6 ★★★☆☆☆)


レッドクリフ PartⅡ  未来への最終決戦  ★★☆☆☆
(4/16 ★★★)


                      スラムドッグ$ミリオネア  ★★★☆☆
                      (5/1 ★★★☆☆)


グラン・トリノ  ★★★★★
(5/8 ★★★★☆☆)


                          天使と悪魔  ★★☆☆☆
                                 (5/22 ★★★☆)


スター・トレック  ★★★☆☆☆
(6/6 ★★★☆☆☆)

 
                           レスラー  ★★★☆
                          (6/14 ★★★☆)


ターミネーター4  ★★★☆☆
(6/26 ★★★☆☆☆)


                   トランスフォーマー リベンジ  ★★★★ 
                   (7/10 ★★★☆☆☆)


劔岳 点の記  ★★★☆
(8/2 ★★★)


                   96時間  ★★★☆
                   (9/11 ★★★☆)


火天の城  ★★
(9/22 ★★)


                   空気人形  ★★★★
                   (10/10 ★★★★)


さまよう刃  ★★★
(11/18 ★★★)


                   セックス・アンド・ザ・シティ  ★★★☆
                   (11/2 ★★★☆)


笑う警官  ★★
(11/22 ★★☆)


                イングロリアス・バスターズ  ★★★☆☆
                (12/22 ★★★☆☆)


2012  ★★★☆
(12/30 ★★★☆)







備考
100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…


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初夢

現実での日常生活の方が悪夢続きの連続で、怖い夢を見ても、感度が鈍っていて、目覚めが特に悪いと思うことは無いけれど、今朝の夢が初夢のせいなのか、穏やかな内容で心地よい朝を迎えることが出来た ^^;

夢は、昔の職場の仲間達とピザ屋でワイワイと食事をするだけのいたってシンプルな内容。
たったそれだけの内容だけれど、いろんな想念が頭によぎる。

特に最近よく思うのは、もし二十代、三十代で僕が奇跡的に結婚でもしたら、家庭生活は絶対に維持は出来なかっただろうなぁと思う事。
もし、今のような不況下において、家族を守る経済力や精神力など、果たして持てたのだろうか?
僕のような人間だったら、多分、配偶者や子供達を路頭に迷わせる恐れは間違いなくあったんだろうなぁと考えるのだ。
そんなことを考えると、結婚してなくて本当によかったと思う。


なんて表現して良いのか、最近、精神年齢がようやく実年齢にシンクロした感を覚えるのだ(#^.^#)


ところで、今朝の夢には当時、想いを抱いていた“野生的”な(笑)女性も笑顔で登場したのには、僕にとってはささやかなサプライズだった(⌒▽⌒)

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チルドレン

チルドレン


「チルドレン」

伊坂幸太郎 著


■ISBNコード: 978-4-06-275724-9
■判型/総ページ数: 文庫/347ページ
■価格: 590円(税別)
■発売年月日: 2008年5月20日(第6刷)
■発行元: 講談社






仙台を舞台に、4人の若者たちの周りで起きる日常の小さな事件を、「バンク」「チルドレン」「レトリーバー」「チルドレンⅡ」「イン」の五編を収めた、伊坂幸太郎の長編のような短編小説。


●「バンク」は偶然に銀行で強盗事件に巻き込まれてる陣内、鴨居、永瀬の出会いを描く…

●「チルドレン」 は家裁調査官になった陣内と部下の武藤が、少年犯罪をめぐる物語…

●「レトリーバー」は盲目の青年永瀬とその彼女優子、そして陣内の三人が仙台駅前の広場で“時間停止の謎”をめぐ  る物語…

●「チルドレンⅡ」は「チルドレン」から1年後、離婚調停中の夫婦とある少年の人間模様を描く…

●「イン」は陣内のバイト先のデパート屋上で、永瀬を通して描く小さなミステリー物語…



著者の伊坂幸太郎作品を読むのは初めてである。
この作品と「アヒルと鴨のコインロッカー」「死神の精度」「重力ピエロ」の4冊を、1年近く読まずに積み置きしていた。

さらさらと読めて、嫌味のない展開と後味感。
過去と現在の時間軸が繋がっていない構成で、各エピソード独立した物語でありながら、それぞれのエピソードにリンクしている優しくてささやかな幸せを感じる。

食わず嫌いの傾向がある僕の悪い欠点だが、どうも癖のありそうな作家かも、と先入観があったことは確かだったが、読後は反省しきりです …(;^ω^A

陣内のキャラクターが特に面白い。
実際にこういう奴が周りにいると、ウザく感じるかもしれないけれど、物語のリズムを崩さない嫌らしさ、嫌味のある描き方じゃないのがイイ。
因みに僕は役者とDJで活躍している宮川賢をイメージしながら楽しく読み進めた。

死霊のはらわた、カーペンター、アルパチーノ、セーガルなど、映画にまつわる遊び心が散りばめられて、著者は映画も好きなんだろううなぁ、と心くすぐられる。

僕的に映画「暗くなるまで待って」を想像しながら読んだ「イン」のエピソードがお気に入りです。
唯一気になることは鴨居くんのエピソードが語られないことかなぁ、まぁ、いずれの機会に描いてくれることを待つとしましょうか…





印象に残るキーワード



「ヘイ・ジュード」

「侏儒の言葉」

「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」

「俺たちは奇跡を起こすんだ」

「おそらく陣内は、人間よりも犬に近いのだ。だいたいが陣内は、初対面の犬にも、「元気にしていたか?」と声をかける。まるで、旧知の人と再会したかのように。ああ言われると犬のほうだって、悪い気はしないのではないだろうか」





本書の採点  ★★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  読み応えあり
★★★   まぁまぁかな~
★★    思ったより期待はずれ
★     ダメだ、こりゃ~


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