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うまんちゅの惑星

50代。午年生まれ。夢を失い失望の連続で惑星の果てを彷徨ってる気分だが、“なんくるないさ”の気持ちで日々の出来事を綴る

ドコモがiPhoneを出さない理由

《ドコモもau、ソフトバンクに対抗、新料金プラン「メール使いホーダイ」を発表》

…のニュースを見て思うのは、相変わらずドコモさんは、サービスプランでは他社の後追いの真似ばかりで、自分達から率先してお得な料金プランを提供することが出来ないのかね?と思う。
ついでにつまらないCMも、犬や仲間由紀恵を使って同じようなCMにすればいいのにねぇ

しかし、そんな料金プランのことより、ドコモからiPhoneを出すのか?出さないのか?をはっきり公表してくれないかな~

僕が想像するのは、いずれドコモから出すぞ、出すぞと言う思わせぶりの態度で、顧客を引きつけておいて、最初から出さないつもりの戦略のような気がするけどなぁ…

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ささやかな幸せ

今日はいい天気で気分が良い朝だったなぁ

昨日の雨が、都内の汚れた空気を洗い流してくれたおかげで、朝から神々しい富士の山が眺められ、街の輪郭がくっきりしていて、こういう風景の変化に喜びを感じることが多いのは、年齢を重ねたからでしょうねぇ

ちなみに車のBGMには“スピッツ”のオリジナルベストを流したけれど、今日の空気感にはまさしくぴったりで、ささやかな幸福感に包まれたなぁ

しかし、改めて“サザン”や“達郎”もいいけど“スピッツ”の良さに気付いたこの頃です

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僕のオーラ

戸田市氷川町の空き地で見かけた猫。

戸田市氷川町の猫

その猫に、いつもの口癖で挨拶をしたら、
「おにいさん、あなた辛そうな顔してるけど、もうしばらくの辛抱ですよ!」
と、言われた。

「え、何の事?」
と聞くと

「私にはあなたのオーラが見えるのよ」
と、言われ、

「これまでの苦労をした分、幸運の光に包まれる時が来るのはもうすぐですよ!」
「だから、その為には戸田ニャンニャン教団のパワーが必要になるので、22万円程お布施してもらえないかなぁ?」
と、頼まれた。


この猫の言うとおり、
僕は自分の未来の為に、22万円程お布施しようかと真剣に悩んでいる。



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さまよう刃

さまよう刃

「さまよう刃」


原題:さまよう刃
公開:2009/10/10
製作国:年度:日本、2009年
配給:東映
上映時間:1時間52分/V
鑑賞日:2009/10/18 丸の内TOEI2

監督:益子昌一
出演:寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗、長谷川初範、池内万作、酒井美紀、山谷初男





日曜日の昼下がりに、銀座で「さまよう刃」を見た。


少年犯罪によって娘を失った父親の復讐を描く、東野圭吾原作の同名小説を映画化。


最近の東映作品のクオリティの低さ、いや、邦画全体のツマナラサに、見る前は気が重かった。

だいたい話題になった小説が映画化されると、ほとんどの作品が、原作の読者からは評価されるのは稀で、ほとんど酷評されるのが現実である。
もちろんこの映画も辻褄の合わない場面や、突込みどころもあり不満の声もあるが、幸いにも僕の場合、最初から期待もせず、原作も未読である為なのか、プロローグから作品全体を包む低音のサウンドに“おや?”と思いながら、シンプルに、淡々と描かれていく映画のリズム感を乱さない展開に違和感を感じずに、いい意味で見る前の想像を裏切ってくれた。
実は無料と言われても見たいとは思わなかったのだが…(;´Д`A ```

原作本のテーマが、少年犯罪に対する少年法の問題、被害者感情に対するさまざまな問題提起があり話題になったらしいのだが、ただ、法による裁きのあり方、正義とは何かという、題材の持つ重いテーマが伝わらないのは、やはり脚本のせいであろうと思う。


まぁ、寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗の三人の演技も落ち着いて観ていられるし、監督なりに作品を丁寧にまとめている感じは評価したい。




尚、採点のうち5点分は竹之内豊が使っていたノートパソコンが林檎製だったので、サービスとして付けました…





キーワード


「長峰には未来が無いんだよ…」


「警察は市民を守るのでは無く、法律を守るってことですか?」


「足音」





採点 ★★★



備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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空気人形

空気人形

空気人形


原題:空気人形
公開:2009/09/26
製作国・年度:日本、2009年
配給・アスミック・エース
上映時間:1時間56分/V
鑑賞日:2009/10/10 ユナイテッドシネマ豊洲

監督:是枝裕和
出演:べ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、オダギリジョー、富司純子




今朝の空は磨いたような青さで、少しのひんやりした感じが、昨夜見た映画「空気人形」の余韻を強くしている。

空気人形」とはもちろん男性専用のダッチワイフのことで、思春期の頃に見た雑誌の広告記事で“南極1号”とかを思い出してしまったヾ(;´▽`A``)


映画は
中年男の所有する“ダッチワイフ”がある日突然、心が芽生えて動き出した。
持ち主が部屋を留守中に、一人で街へ繰り出して孤独な人たちと出会い、やがてひとりの青年と恋に落ちる姿を描く…。


切ない映画だった。
涙が出るわけでもないのに、切ない感情が残る。


この映画は「ウォーリー」や「ピノキオ」のようにファンタジーという言葉の甘さに括れない。
透明感ある映像から感じる、暖色が抜け落ちた都内の風景。
孤独な人達の都会での生き方。
心の襞がそがれるような映画である。
個人的にはオダギリジョー扮する人形師との場面が印象に残る。

そして、映画の最大の魅力は、空気人形を演じるべ・ドゥナに尽きる。



見終わったあと映画の世界をいろいろ考えてみたけれど、思考が迷路に迷い込んでいくのに気付いた。
物質的に恵まれた都会の中で、幸福感から距離のある孤独な人々の姿とは対象に、心が芽生えた人形が感情を確かめていく物語…と解釈したいのだけれど、理屈で深く考えるより、感性で感じたままでいいんだと思う。



女性には理解不能な“男たちの妄想壁”がわかる日が来るとしたら、それは女性用の“ダッチワイフ”が当たり前になる時代までまたなければ駄目だろう…ヾ(;´▽`A``)





キーワード



「私は空気人形。性欲処理の代用品」


「生んでくれてありがとう」


「たんぽぽ」





採点 ★★★★



備考

100点満点で点数は★20点 ☆5点

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  見逃せない
★★★   見応え充分
★★    話題作だけど…
★     ダメだ、こりゃ…

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吉原御免状

吉原御免状

「吉原御免状」

隆慶一郎 著


■ISBNコード: 978-4-10-117411-2
■判型/総ページ数: 文庫/508ページ
■価格: 667円(税別)
■発売年月日: 2007年12月10日(第48刷)
■発行元: 新潮社









肥後山中にて宮本武蔵に育てられた26歳の青年剣士・松永誠一郎は、武蔵の遺言に従い、江戸・吉原に庄司甚右衛門を訪ねる。
しかし、甚右衛門は既に死んでおり、右も左も分からないなか幻斎と名乗る不思議な老人と出会い、吉原を案内されているうちに、裏柳生の忍びの群れに襲撃されてゆく…
武蔵はなぜ松永誠一郎を、この色町・吉原へ送ったのか?、松永誠一郎の出生の秘密、裏柳生との激闘を絡めながら、遊郭・吉原誕生の秘話と、徳川家康の影武者説や秀忠の定説とは逆の悪役設定を織り込んで展開する長編時代小説。


著者の「影武者徳川家康」より、この本の方が面白かった。
読んでいて久々にワクワク感を覚えたのは高橋克彦の「火怨」以来だ。

歴史上の常識をあっと驚く大胆な設定に置き換えて、妙に物語の世界に引き込まれてしまう。
本書の遊郭・吉原の描写は、女性が読んでいても魅力的に感じるはずだ。
ただ、史実を引用して説明する部分では難解に感じるところもあるのだが…
しかし、著者が映画やドラマの脚本等も手掛けた経歴があるせいか、物語に引き込む展開や創作力は十分満足できる。


因みに信じてもらえなくても構わないけれど、僕は未だに吉原には縁がないけれどヾ(^o^;)
休日にでもこの本を片手に、現在の吉原を散策して、もの思いに更けたい。







印象に残るキーワード


「山の生きものたちの方が、ずっと、静穏で、気品がある」

「神君御免状」

「傀儡子」

「山では、陽の光にさえ、匂いがある」



本書の採点  ★★★★★



備考

★★★★★ 有数の傑作
★★★★  読み応えあり
★★★   まぁまぁかな~
★★    思ったより期待はずれ
★     ダメだ、こりゃ~



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